「楽天モバイルは通話無料って聞いたのに、お金がかかってる…」そんな経験に戸惑った方もいるのではないでしょうか。
実は、楽天モバイルで通話料を無料にするには、Rakuten Linkアプリを使って発信するという条件を満たす必要があります。
この記事では、通話料が発生する主な原因から、Rakuten Linkの正しい使い方、15分かけ放題オプションとの違いまで徹底解説。
これから契約する方も、すでに利用中の方も、通話料を無駄にしないコツをしっかり押さえていきましょう。
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目次
楽天モバイルは通話料が無料じゃない？｜Rakuten Linkアプリを使えば無料！
楽天モバイルは「通話無料」を掲げていますが、誰でも無条件で適用されるわけではありません。
無料通話には、専用アプリであるRakuten Linkを利用することが前提条件となっています。
Rakuten Linkは、楽天モバイルユーザー向けに提供されている公式の通話・メッセージアプリで、通常の電話アプリとは異なり、データ通信を利用して音声通話を行う仕組みです。
このため、Rakuten Link経由で発信すれば、国内通話は基本的に無料になります。
さらにRakuten Linkは、通話無料だけでなく、メッセージの送受信ができるチャット機能や、海外から日本への通話も無料になる特典を備えています。
たとえば海外旅行中でも、Wi-Fi環境があれば日本の家族や友人と追加料金なしで通話できるため、利用シーンが広がるのも魅力です。
楽天モバイルの「通話無料」を無駄なく活用するためにも、Rakuten Linkの正しい使い方をしっかり理解しておきましょう。
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楽天モバイルで通話料金が発生するケース
楽天モバイルでは、使い方や条件によっては通話料が発生してしまうケースがあります。
ここでは、特に注意が必要な以下の4つのケースについて詳しく見ていきましょう。
標準電話アプリから発信してしまった場合
Rakuten Linkアプリを使わずに標準アプリから発信した場合、国内通話では30秒あたり22円の料金がかかります。
とくに、スマホの連絡先を使った発信や、着信の折り返しをかける場合などに標準アプリを利用しがちですので、注意が必要です。
もし、Rakuten Linkをメインで使いたい場合は「Rakuten Linkアプリをホーム画面のトップに配置し、標準は目立たない場所に置く」など視覚的な工夫をすると良いでしょう。
なお、一般公開されているアプリの中には、標準アプリから通話をしても自動的にRakuten Linkの発信に切りえてくれるものがあります。
比較的評判は良いですが、公式以外のアプリを利用する場合、内容をよく確認し自己責任で利用するようにしてください。
海外で通話料が発生する場合｜発信先・着信時に注意
楽天モバイルでは、対象の国と地域から日本への通話もRakuten Linkアプリを利用すれば無料で利用できます。
対象地域は以下の通りです。
出典：楽天モバイル
しかし、対象の国と地域であったとしても、海外から海外への通話は無料になりません。
例えば、アメリカ滞在中に韓国へ発信した場合、30秒あたり57円と非常に高額です。
また、海外では発信だけでなく、電話を受ける場合にも料金が発生します。
Rakuten Linkで受けた電話は「無料」となりますが、標準アプリで対応してしまった場合、着信料として通話料金が加算されていきます。とくに、iPhone版Rakuten Linkは海外利用時に着信機能が使えませんので、渡航先を問わず注意しましょう。
海外渡航の際は、楽天モバイルの「海外ローミング 対応エリア・料金」サイトで詳細な情報を確認しておくことをおすすめします。
対象外サービス（ナビダイヤルなど）に発信した場合
Rakuten Linkアプリを使った通話でも、ナビダイヤル（0570で始まる番号）や一部の特別番号（#xxxx系など）への発信は通話料が発生します。
たとえば、コールセンターや予約受付などでよく使われるナビダイヤルにかけた場合は、国内通話とは別に規定料金がかかる仕組みです。
対象は下記の表のとおりです。
| 主な特番通話 | 番号 |
|---|---|
| 災害伝言ダイアル | 171 |
| 消費者ホットライン | 188 |
| 特定者向け情報の蓄積・再生【留守番電話】 | 1417 |
| 発信者番号非通知設定 | 147 |
| 発信者番号非通知設定解除 | 148 |
| ナビダイヤル（統一番号用電話番号） | 0570からはじまる電話番号 |
| 総務省消防庁（救急安心センター事業） | #7119 |
| 厚生労働省 子ども医療電話相談事業 | #8000 |
| DV相談ナビ | #8008 |
| 公益財団法人 日本道路交通情報センター | #8011 |
| 安全運転相談電話 | #8080 |
| JAF ロードサービス救援コール | #8139 |
| 厚生労働省 女性相談支援センター等共通短縮ダイヤル | #8778 |
| 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター全国共通短縮番号 | #8891 |
| 警察相談専用電話 | #9110 |
これらの番号への発信時は自動的に標準アプリへ切り替わりますが、通常の動作ですので覚えておきましょう。
参考：楽天モバイル
SMS送受信で料金が発生する場合（iPhone利用時の注意）
楽天モバイルでは、Rakuten Linkアプリを使えば、国内のSMS送受信が無料で利用できます。
さらに、海外でも対象国・地域からであれば、追加料金なしでSMSを送受信できるのが魅力です。
ただし、iPhone版Rakuten LinkではSMS機能が搭載されていないため、標準のメッセージアプリを利用する必要があります。
この場合、SMSの送信だけでなく、受信時にも通信料が発生する可能性があるため注意が必要です。
特に海外滞在中は、意図せず受信料がかかるケースもあるため、利用前に対象国や料金体系を確認しておくと安心でしょう。
Rakuten Linkアプリの使い方と注意点
楽天モバイルで通話料を無料にするには、Rakuten Linkアプリが必要です。
ここでは、アプリのインストールから初期設定、通話方法、そして発信時に注意すべきポイントまで解説します。
アプリのインストール方法と初期設定
Rakuten Linkアプリのインストールと初期設定は、非常にシンプルです。
基本的な手順は次の通りです。
- Rakuten LinkアプリをGoogle PlayまたはApp Storeからインストールする
- アプリを起動し、楽天モバイル契約中の電話番号でログインする
- SMSで届く認証コードを入力し、認証を完了する
- 認証が済むと、通話やメッセージ機能が利用可能になる
この設定を正しく完了していないと、通話時に標準電話アプリが使われ、通話料が発生するリスクがあるため注意が必要です。
OSごとの詳しい設定方法については、以下の公式ガイドで確認ができます。
参考：Android版Rakuten Link設定方法 / iOS版Rakuten Link設定方法
Rakuten Linkの使い方と通話時の注意点
Rakuten Linkアプリは直観的に使いやすい作りになっており、無料通話の発信も簡単にできます。
例えば、連絡先または履歴から発信する場合は以下の通りです。
- Rakuten Linkアプリを開く
- 連絡先リストまたは通話履歴から相手を選択する
- 「無料通話」または「通話」ボタンをタップして発信する
詳細は公式サイト「Rakuten Link 音声通話をする」から確認できます。
発信時には、Rakuten Linkの画面から直接通話操作を行うことが重要です。
スマホの標準連絡先アプリや履歴から発信すると、意図せず標準電話アプリが優先され、通話料が発生する場合があるため注意が必要です。
Rakuten Link内で発信すれば、発信直後に「Rakuten Linkから発信しています」という表示が出るため、これを目安に確認すると安心でしょう。
また、Rakuten Linkには、ビデオ通話やグループチャットなどさまざまな機能も搭載されています。
これらの詳細な利用方法については、以下の公式ガイドから確認できますので、必要に応じてチェックしてみてください。
Rakuten Linkと15分通話かけ放題との違い
楽天モバイルでは、Rakuten Linkアプリを使えば国内通話が無料になります。
それなのに、なぜ月額1,100円の「15分通話かけ放題オプション」が存在するのでしょうか。
この違いを理解しておかないと、知らずに不要なオプションに加入してしまう恐れもあります。
ここでは、両者の違いをわかりやすく整理していきます。
まずは、2つのサービスを一覧で比較してみましょう。
| 比較項目 | Rakuten Link | 15分通話かけ放題オプション |
|---|---|---|
| 利用アプリ | Rakuten Linkアプリ | 標準電話アプリ |
| 月額料金 | 無料 | 1,100円 |
| 国内通話料 | Rakuten Link経由なら無料 | 15分以内は無料 超過分は22円/30秒 |
| 通話品質 | データ通信に依存するため 環境により変動 | 携帯回線経由のため安定 |
| 海外利用 | 海外から日本への発信も 無料対象 | 海外からの利用は対象外 |
Rakuten Linkは追加料金なしで通話料無料を実現できる優れたアプリですが、通信環境によっては通話品質が不安定になることもあります。
一方、15分通話かけ放題オプションは、標準の携帯回線を利用するため、通話の安定性を重視する人に向いています。
たとえばビジネス用途など、確実な通話品質が求められる場面では、オプション加入を検討してもよいでしょう。自分の利用スタイルに応じて、最適な方法を選ぶことが大切です。
楽天モバイルの通話料に関してよくある質問
楽天モバイルの通話料に関しては「本当に無料になるの？」「どんな場合に課金されるの？」といった不安や疑問を持つ方も多いでしょう。
ここでは、特によくある疑問点について、ポイントを整理しながらわかりやすく解説していきます。
楽天モバイルの通話料はどこで確認できる？
楽天モバイルの通話料は、my 楽天モバイルアプリや公式ウェブサイトから確認できます。
アプリ内の「利用状況」や「料金」メニューで、通話明細や料金の内訳をチェックできるため、不安な場合はこまめに確認しておくと安心です。
相手が楽天モバイルじゃない場合でも無料？
Rakuten Linkアプリを利用して発信すれば、相手のキャリアに関係なく国内通話は無料になります。
相手がドコモやau、ソフトバンクなど他社回線であっても、Rakuten Link経由で発信していれば追加料金は発生しません。
ただし、発信時にRakuten Linkアプリを経由しているかは必ず確認してから利用しましょう。
Rakuten Linkの対象機種はある？
Rakuten Linkは、楽天回線対応の端末であれば問題なく利用可能ですが、下記のソフトウェアバージョンを満たす必要があります。
- Android： Android 10 以降
- iOS：iOS 14.4 以降
古い機種やSIMフリー端末など一部では、Rakuten Linkの一部機能（たとえばSMS送信や着信）が制限されることがありますので、楽天モバイル公式サイトで事前に確認しておくと安心です。
Rakuten Linkは海外で使っても無料？
Rakuten Linkアプリを利用すれば、対象国・地域から日本への通話は原則無料になります。
ただし、対象外地域からの発信や、海外から現地の電話番号への発信は有料になるため、利用前に対象国リストを確認することが大切です。
また、iPhone利用者は着信時に標準電話アプリが動作してしまうため、別途料金が発生する可能性がある点にも注意が必要です。
まとめ｜Rakuten Linkを使えば国内通話かけ放題！
楽天モバイルでは、Rakuten Linkアプリを正しく活用することで、国内通話を完全無料にすることが可能です。
しかし、使い方を間違えたり、対象外の番号に発信したりすると、思わぬ通話料が発生するリスクもあるため、注意が必要です。
ここで、これまでのポイントを振り返っておきましょう。
- Rakuten Linkアプリを経由すれば、国内通話は基本的に無料で利用できる
- 標準電話アプリから発信すると、30秒あたり22円（税込）の通話料がかかるので注意
- ナビダイヤルなど対象外番号への発信では、Rakuten Link利用時でも別途料金が発生する
- 海外から日本への発信も、対象国・地域なら追加料金なしで通話が可能
- iPhone版Rakuten LinkにはSMSや着信時の仕様制限があり、課金リスクがあるため要注意
楽天モバイルの「通話無料」という魅力は、Rakuten Linkアプリを賢く使いこなすことで本当の強みになります。
小さなルールさえ理解しておけば、国内外問わず、余計なコストをかけずに自由なコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。
これから楽天モバイルをもっと上手に活用していくためにも、ぜひ今回ご紹介したポイントを意識してみてください。
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