「ワイモバイルって評判悪いって聞くけど、本当にやめたほうがいいの?」「ワイモバイルは安いけど、デメリットが気になる…」と悩んでいませんか?
確かにワイモバイルは格安SIMとして人気がありますが、一方で「料金が急に高くなった」「契約時に悪質な対応をされた」といった声も聞かれます。実際のところ、ワイモバイルは本当にやめたほうがいいのでしょうか?
この記事では、実際の利用者の声や客観的なデータに基づいて、ワイモバイルの11のデメリットと5つのメリットを紹介します。あなたの使い方やニーズに合うかどうかの判断材料を、わかりやすく解説していきましょう。
目次
【結論】ワイモバイルをやめたほうがいいかは人それぞれ
結論から言えば、「ワイモバイルがやめたほうがいいか」は、あなたの使い方や重視するポイントによって大きく変わります。
ワイモバイルは、安定した通信品質、全国に展開する店舗網、Yahoo!プレミアムの無料特典など、多くの魅力があります。
しかし同時に、料金が他の格安SIMより割高、データ無制限プランがない、最新iPhoneが購入できないなどのデメリットも存在します。
以下のような人には、ワイモバイルはおすすめできます。
- Yahoo!系サービス(PayPay、Yahoo!ショッピングなど)をよく利用する人
- 安定した通信品質を重視する人
- 店舗での対面サポートを必要とする人
- 家族割引やおうち割が適用できる人
- 60歳以上で通話をよくする人
一方、以下のような人は別のサービスを検討したほうがよいでしょう。
- とにかく月額料金を安くしたい人
- 30GB以上の大容量データを使いたい人
- 常に最新のスマホを使いたい人
- 家族割引やおうち割が適用できない人
それでは、まずは自分にワイモバイルが適しているのかデメリットとメリットを詳しく見ていきましょう。
ワイモバイルはやめたほうがいいの真相|デメリット11選
ワイモバイルにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。利用者の声や実際のデータから、11個のデメリットを詳しく解説します。
料金が最安ではない|他の格安SIMと比較
ワイモバイルの料金プランは他の格安SIMと比較すると決して最安とは言えません。
2025年5月現在、ワイモバイルの料金プランは以下の3種類です。
プラン名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
シンプル2 Sプラン | 4GB | 2,365円 |
シンプル2 Mプラン | 30GB | 4,015円 |
シンプル2 Lプラン | 35GB | 5,115円 |
例えば、同じくソフトバンク回線を使用するLINEMOでは、3GBプランが月額990円、20GBプランが2,970円です。楽天モバイルなら使い放題で月額3,278円です。
割引を適用できない場合、ワイモバイルは他社よりも料金面で劣ってしまいます。
料金がおかしい?急に高くなる?料金体系の複雑さ
ワイモバイルのデメリットとして、料金体系がわかりにくく、ある月から急に料金が高くなると感じるユーザーが多いです。
これは「データ増量オプション」などのキャンペーンが1年間限定で無料となっているためで、13ヶ月目から急に月額550円が加算されるケースがあります。
実際には急に値上がりしたわけではありませんが、ユーザーとしては「料金がおかしい」「急に高くなった」と感じてしまうのも無理はありません。
最近は他社でもシンプルなプランが増えているため、ワイモバイルのプランは複雑に感じる人も多いようです。
ショップでの悪質な対応がある?
SNSなどでよく見られるのが、ワイモバイルショップの対応に関する不満の声です。契約時に不要なオプションへの加入を強要されたり、必須と騙されてPayPayに登録されたりといった経験をした人がいるようです。
以下はTwitterに投稿された実際の口コミです。
こうした営業手法はワイモバイルショップによって差がありますが、オンラインでの契約のほうが安心という声も少なくありません。
家族間の無料通話やデータシェアがない
ワイモバイルには「家族割引サービス」があり、家族で2人以上契約すると月額料金が約1,100円安くなります。
しかし、大手キャリアにあるような「家族間データシェア」や「家族内通話無料」のサービスはありません。
家族全員がワイモバイルを使っても、データ容量を共有できなかったり、通話料が別途かかったりするため、家族でスマホを使う場合はデメリットとなるでしょう。
選べる機種が少ない|特に最新iPhoneが購入できない
ワイモバイルは取り扱い機種が限られています。特に最新のiPhoneはラインナップに並ばないケースが多いです。
2025年5月現在、ワイモバイルで購入できるiPhoneは、iPhone SE(第3世代)、iPhone 13、iPhone 14、iPhone 15、iPhone 16eなどですが、最新のiPhone 16シリーズ(標準モデル以上)の取り扱いはありません。
新機種にこだわるユーザーにとっては、選択肢が限られるのは大きなデメリットと言えるでしょう。
選べるプランが少ない|中間容量プランがない
ワイモバイルの料金プランは「シンプル2 S/M/L」の3種類のみです。4GB、30GB、35GBと、容量の選択肢が少なく、中間の容量(例:10GB、15GBなど)のプランがないため、自分の使用量に合ったプランを選びにくいという声があります。
「4GBでは少なすぎるけど、30GBは多すぎて無駄」という人には、プラン選択の自由度が低いのはデメリットとなるでしょう。
データ無制限プランがない|大容量ユーザーには不向き
ワイモバイルには、楽天モバイルなどが提供するようなデータ無制限プランがありません。最大でもシンプル2 Lプランの35GB(データ増量オプション加入で40GB)までしか使えません。
動画視聴が多い人やテザリングをよく使う人など、大容量データを必要とするユーザーにとっては、容量の上限があるのは不便でしょう。
ドコモからワイモバイルへの乗り換えで後悔する理由
ドコモからワイモバイルに乗り換えて後悔する人が多い理由としては、主に以下の2点が挙げられます。
- ahamoならドコモの家族としてカウントされる:ahamoはドコモのサブブランドなので、家族にドコモユーザーがいれば家族割が適用されます。しかしワイモバイルに乗り換えると、ドコモの家族としてカウントされなくなるため、残ったドコモユーザーの料金が上がってしまうことがあります。
- ドコモメールが使えなくなる:ワイモバイルに乗り換えると「@docomo.ne.jp」のアドレスが使えなくなります。長年使ってきたメールアドレスを失うのは大きな痛手となるでしょう。
通信速度が遅い時がある|2段階の速度制限とは
ワイモバイルは一般的に通信速度が安定していると評価されていますが、場所や時間帯によっては遅くなることがあります。特に昼休みなどの混雑時間帯や山岳地域などでは、通信速度が落ちる場合があります。
また、ワイモバイルのシンプル2プランには「2段階の速度制限」があります。データ容量を超過すると、シンプル2 Sは最大300kbps、M/Lプランは最大1Mbpsに制限されますが、さらにその制限速度で契約容量の半分以上を使用すると、最大128kbpsまで速度が落ちてしまいます。
ソフトバンクのキャリアメールは有料
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える場合、ソフトバンクのキャリアメール「@softbank.ne.jp」を継続して使いたい場合は、月額330円(税込)または年額3,300円(税込)の追加料金がかかります。
メールアドレスの変更が困難な人にとっては、この追加費用は負担になるでしょう。
カスタマーサポートが充実していない
ワイモバイルのカスタマーサポートについては、「対応が不十分」「繋がりにくい」という声が聞かれます。オペレーターやチャットでの問い合わせは可能ですが、特に休日や新学期などの混雑時期には繋がりにくいケースが多いようです。
また、電話でオペレーターと話す場合は、通話料(30秒につき22円)がかかることも覚えておきましょう。
ワイモバイルが人気の理由|5つのメリット
デメリットばかりではなく、ワイモバイルには多くの魅力的な特徴もあります。以下では、多くのユーザーに支持されている5つのメリットを紹介します。
高速通信が一日中安定している|ソフトバンク回線の強み
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとして、ソフトバンクと同じ高品質な回線を使用しています。そのため、多くの格安SIMと比較して、通信速度が安定していることが大きな魅力です。
みんそく(https://minsoku.net/)の実測値によると、ワイモバイルの平均速度は113.76Mbpsと、格安SIMの中でもトップクラスの速さを誇ります。
地方や田舎でも繋がりやすく、安定したインターネット環境を求めるユーザーに適しています。
全国にショップがあって安心|対面サポートの充実
ワイモバイルは全国に800店舗以上のショップを展開しており、多くの格安SIMではオンライン対応のみの中、対面でのサポートを受けられるのは大きな安心感につながります。
スマホの設定や操作に不安がある人、対面での説明を受けたい人にとって、身近にショップがあるのは大きなメリットでしょう。
ただし、店舗での契約には3,850円(税込)の事務手数料がかかるので注意が必要です。
容量超過後も1Mbpsで使える|速度制限でも実用的
シンプル2 MプランとLプランでは、データ容量を使い切っても最大1Mbpsの速度で通信できます。
1Mbpsあれば、LINEやメール、Webサイトの閲覧、標準画質の動画視聴など、日常的な使用には十分対応できます。
他社の多くは速度制限後に128kbpsなどの低速になるため、データ容量を使い切っても比較的快適に使えるのはワイモバイルの大きな魅力です。
PayPayとの連携で得する|ポイント還元の魅力
ワイモバイルはPayPayと同じソフトバンクグループのサービスなので、PayPayと連携することでお得になることが多いです。PayPayの還元率がアップするキャンペーンも頻繁に実施されています。
また、ワイモバイルの支払い方法としてPayPayカードを設定すると、毎月187円(税込)割引される「PayPayカード割」も適用できます。
PayPayをよく使う人にとって、ワイモバイルは相性の良いサービスと言えるでしょう。
Yahoo!プレミアム特典が無料|月508円の節約に
ワイモバイルユーザーは、通常月額508円(税込)のYahoo!プレミアム会員の特典を無料で利用できます。Yahoo!プレミアム会員の特典には以下のようなものがあります。
- Yahoo!ショッピングのお買い物でPayPayポイント+2%還元
- 最大5%還元のPayPayクーポンの利用
- 110誌以上の雑誌が読み放題
- Yahoo!かんたんバックアップの容量無制限
Yahoo!のサービスをよく利用する人にとっては、大きな節約になる特典です。
ワイモバイルの評判・口コミ|実際に使った人の声
実際にワイモバイルを使っている人はどのように感じているのでしょうか。SNSやレビューサイトから集めた口コミを、カテゴリ別に紹介します。
料金に関する評判・口コミ
料金については「安くなった」という声が多い一方で、「他社と比べると割高」という意見も見られます。
良い評判
悪い評判
通信速度・電波に関する評判・口コミ
通信速度に関しては「問題なく使える」という声が多いものの、一部で「遅い」「電波が悪い」という意見も見られます。
良い評判
悪い評判
サービス内容に関する評判・口コミ
サービス内容については、特にYahoo!プレミアムの特典に関する肯定的な声が多く見られます。
良い評判
悪い評判
端末・機種に関する評判・口コミ
端末セールについては評価が高く、安く端末を購入できるチャンスがあることが魅力として挙げられています。
良い評判
悪い評判
サポート・対応に関する評判・口コミ
サポートに関しては、店舗の対応についての不満が散見されます。
良い評判
悪い評判
ワイモバイルはこんな人におすすめ!
ワイモバイルが特におすすめなのは、以下のような人です。
Yahoo系サービスをよく使う人
Yahoo!ショッピングやPayPayをよく利用する人には、ワイモバイルは非常におすすめです。
通常月額508円のYahoo!プレミアム会員が無料になり、Yahoo!ショッピングでの買い物時に還元率が上がるなど、日常的にお得になる場面が多いでしょう。
また、Yahoo関連サービス(Yahooメール、Yahoo!ニュースなど)をよく利用する人にとっても、連携がスムーズでメリットが大きいです。
通信速度と安定性を重視する人
「格安SIMだと通信速度が心配」という人には、ワイモバイルは最適な選択肢と言えます。
ソフトバンクの高品質な回線を使用しているため、通信速度が安定している点が大きな魅力です。
特に地方や郊外など、格安SIMだと電波が不安定になりやすい地域に住んでいる人にもおすすめできます。
対面サポートを必要とする人
スマホの操作に不安がある人や、困ったときに直接相談したい人にとって、全国800店舗以上あるワイモバイルのショップネットワークは大きな安心材料です。
オンラインでの問い合わせが苦手な人でも、近くの店舗で直接サポートを受けられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
家族割引やおうち割が適用できる人
家族で複数回線のワイモバイルを契約する場合や、自宅のインターネットにSoftBank光やSoftBank Airを使っている場合、割引が適用できます。
1回線あたり最大1,650円の割引が受けられるので、条件が揃っている家庭ではかなりお得にワイモバイルを利用できるでしょう。
60歳以上で通話をよくする人
60歳以上のユーザーは、通話オプション「スーパーだれとでも定額+」が通常の1,980円(税込)から880円(税込)に割引されます。
長時間通話をする機会が多いシニア層には、この割引は大きな節約につながります。
安くスマホを購入したい人
ワイモバイルでは定期的に端末セールを開催しており、条件によっては1円でスマホを購入できることもあります。
「スマホ本体にはあまりお金をかけたくない」「機種にこだわりがない」という人には、ワイモバイルの端末セールは大きな魅力でしょう。
ワイモバイルをやめたほうがいい・おすすめしない人
一方で、以下のような人にはワイモバイルはあまりおすすめできません。
とにかく料金を安くしたい人におすすめの代替サービス
「とにかく月額料金を安くしたい」という方には、ワイモバイルよりも他の格安SIMのほうがおすすめです。特に以下のサービスを検討してみるとよいでしょう。
大容量・無制限プランを求める人におすすめの代替サービス
30GB以上の大容量データや無制限でネットを使いたい人には、以下のサービスがおすすめです。
最新機種・ハイスペック端末を購入したい人におすすめの代替サービス
最新のiPhoneやAndroidスマホを契約と同時に購入したい人には、以下のサービスを検討するとよいでしょう。
家族割引やおうち割が適用できない人におすすめの代替サービス
家族割引やネット割が適用できない場合、ワイモバイルは割高になる可能性があります。以下のサービスを検討してみましょう。

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まとめ|ワイモバイルをやめたほうがいいかは自分の使い方次第
ワイモバイルは「やめたほうがいいのか」という問いには、一概に答えることはできません。なぜなら、それはあなたの使い方や重視するポイントによって大きく変わるからです。
ワイモバイルの主なデメリットは
- 料金が最安ではない(割引なしだと割高)
- データ無制限プランがない
- 最新機種の選択肢が限られる
- 料金体系がわかりにくい
- ショップでの対応に不満の声もある
一方、ワイモバイルの主なメリットは
- 安定した高品質な通信回線
- 全国に店舗があり対面サポートが充実
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あなたがYahoo系サービスをよく使う、通信品質を重視する、対面サポートを必要とする、家族割引やおうち割が適用できるなら、ワイモバイルは良い選択肢と言えるでしょう。