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海外旅行先で楽天モバイルがうまく繋がらず、困った経験はありませんか?

楽天モバイルでは、月2GBまで追加料金なしで海外90の国と地域でデータ通信が利用できますが、設定や端末の条件によっては、現地でうまく繋がらないことがあります。

本記事では、楽天モバイルが海外で繋がらない原因を詳しく解析し、実際に効果のある対処法を分かりやすく解説します。

機内モードの切り替えやネットワークの手動選択など、旅行中に慌てず対処できるようになる内容をお届けします。

楽天モバイル海外ローミングが繋がらない主な6つの原因

海外で楽天モバイルが繋がらないケースでは、以下の6つの原因がよく挙げられます。

海外ローミング設定がオフになっている

楽天モバイルを海外で使用するには、事前にmy楽天モバイルアプリで海外ローミング設定を有効化する必要があります。

この設定が無効になっていると、現地でデータ通信ができません。

設定確認の手順
  1. my楽天モバイルアプリを開く
  2. 「契約プラン」をタップ
  3. 「プランに含まれるオプションサービス(国際)」を確認
  4. 「海外ローミング(データ通信)」がオンになっているかチェック

データローミング設定がオフになっている

楽天モバイルアプリでの設定が有効でも、端末自体のデータローミング設定がオフだと通信できません。

iPhone設定手順
  1. 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」を選択
  2. 「データローミング」をオンにする
Android設定手順
  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」を選択
  2. 「ローミング」をオンにし「OK」をタップ

パートナー回線の自動選択に問題がある

楽天モバイルは海外で現地通信事業者のパートナー回線を使用します。

自動選択が適切に機能せず、楽天モバイル非対応の回線に接続してしまうことがあります。

APN設定が正しく行われていない

一部の地域や端末では、APN(Access Point Name)の自動設定が機能せず、手動設定が必要な場合があります。

APNが「rakuten.jp」以外に設定されていると、データ通信ができません。

端末のソフトウェアが古い

古いiOSやAndroidバージョンでは、最新のネットワーク設定に対応していない可能性があります。

キャリア設定の更新も同様に重要です。

渡航先が楽天モバイル海外ローミング対応エリア外

楽天モバイルの海外ローミングは、2025年4月時点で90の国と地域で利用可能ですが、すべての国では使用できません。

エリアの確認は、楽天モバイル|海外ローミングから確認できます。

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楽天モバイル海外ローミングが繋がらない時の対処法

以下の対処法を順番に試すことで、多くの接続問題を解決できます。

機内モードのオン・オフ切り替えによるネットワーク再接続

最も簡単で効果的な方法です。
ネットワーク接続をリセットし、現地の適切な回線への再接続を促します。

手順
  1. スマートフォンの機内モードをオンにする
  2. 30秒〜1分程度待機
  3. 機内モードをオフにする
  4. 自動的にネットワークに接続されるまで待つ

パートナー回線の手動選択で確実な接続

自動選択がうまくいかない場合は、楽天モバイル対応のパートナー回線を手動で選択します。

事前準備:対応回線の確認

楽天モバイル公式サイトの海外ローミング対応エリア・料金ページで、渡航先の対応回線を確認してください。

iPhone手動選択手順
  1. 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「ネットワーク選択」
  2. 「自動」をオフにする
  3. 検出されたネットワーク一覧から楽天モバイル対応回線を選択
Android手動選択手順
  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「ネットワーク選択」
  2. 「自動選択」をオフにする
  3. 対応ネットワークを手動で選択

通信ネットワークタイプの変更による安定性向上

5Gや4Gが不安定な場合は、端末の設定から4Gや3Gなど、より安定した通信方式に手動で切り替えることで、接続が改善されることがあります。

ただし、国や地域によっては3Gサービスが提供されていない場合もあるため、事前に渡航先の対応状況の確認が必要です。(例:アメリカでは2022年に3G完全終了)

iPhone設定手順
  1. 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」
  2. 「4G」または「3G」を選択
Android設定手順
  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」
  2. 「優先ネットワークの種類」から「4G」または「3G」を選択

APN設定の確認と手動設定

APN設定が正しくない場合の対処法です。

Android端末での手動APN設定
  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を選択
  2. 該当するSIMを選択し「アクセスポイント名」をタップ
  3. APNを「rakuten.jp」に設定

 iPhoneでは手動でのAPN設定変更はできません。

iPhoneでは通常自動設定されますが、問題がある場合はネットワーク設定のリセットを試してください。

 iPhoneのネットワーク設定のリセット
  1. 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
  2. 「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」
  3. 「ネットワーク設定をリセット」
  4. パスコードを入力
  5. 「ネットワーク設定をリセット」をタップ

iPhoneでネットワーク設定のリセットを行うと、Wi-FiやBluetooth機器の再接続が必要になります。
また、楽天モバイルのキャリア設定が自動ダウンロードされるので、安定したWi-Fi環境下で実行するのがおすすめです。

データ高速モードの確認とオン設定

my楽天モバイルアプリでデータ高速モードがオフになっていると、通信速度が大幅に制限されます。

確認手順
  1. my楽天モバイルアプリを開く
  2. ホーム画面の「データ使用状況」を確認
  3. 「データ高速モード」がオンになっているかチェック
  4. オフの場合はオンに変更

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楽天モバイルの海外ローミングの注意点

楽天モバイルの海外ローミングは便利なサービスですが、快適に利用するためには事前に知っておくべき制限事項があります。

データ容量の上限や対応エリアの制約、通話料金の仕組みなど、現地で困らないよう重要なポイントを確認しておきましょう。

月2GBの無料データ容量と超過後の速度制限

楽天モバイルの海外ローミングは、毎月2GBまで追加料金なしで利用できます。

2GBを超過すると、通信速度が最大128kbpsに制限されますが、完全に使用不可になることはありません。

2GB超過後の利用可能なサービス
  • テキストメッセージの送受信
  • 地図アプリでの経路確認(読み込みに時間がかかる)
  • 翻訳アプリの基本機能

高速通信を継続したい場合は、1GBあたり500円でデータチャージが可能です。

対応エリアの事前確認の重要性

2025年4月時点で、楽天モバイルの海外ローミングは90の国と地域で利用可能です。

主要な観光地はほぼカバーされていますが、すべての国で使用できるわけではありません。

主要対応エリア
  • 北米:アメリカ、カナダ、ハワイ、グアム
  • アジア:韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア
  • ヨーロッパ:イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン
  • オセアニア:オーストラリア、ニュージーランド

渡航前に必ず楽天モバイル公式サイトで対応状況を確認してください。

Rakuten Linkアプリを活用した通話料節約

海外からの通話は、Rakuten Linkアプリが便利です。

OS標準の電話アプリを使用すると、従量課金により高額な通話料が発生します。

Rakuten Linkの利用メリット
  • 海外から日本への通話が無料
  • 海外から日本へのSMSが無料
  • Wi-Fi環境でも利用可能

iPhoneでRakuten Linkアプリを使用する場合、発信は無料で利用できますが、着信については標準の電話アプリで受信されます。

これは、iOSの仕様上の制限によるものです。 そのため、海外で、iPhoneで着信を受ける際は国際ローミング料金が発生する可能性があるので注意が必要です。

楽天モバイルの海外利用についてよくある質問

楽天モバイルの海外ローミングに関して、ユーザーからよく寄せられる疑問や不安にお答えします。

 楽天モバイルを海外で使うと高額請求になる?

楽天モバイルの海外ローミングは、月2GBまでは追加料金がかかりません。

2GB超過後は自動的に速度制限(最大128kbps)がかかるため、知らない間に高額請求されることはありません。

追加でデータが必要な場合は、1GBにつき500円で手動チャージする必要があります。

ただし通話については、OS標準の電話アプリを利用すると従量課金が発生するため、無料通話が可能なRakuten Linkアプリの利用をおすすめします。

 2GB使い切った後はまったく使えなくなる?

2GBを超過しても通信は継続できます。

速度は最大128kbpsに制限されますが、テキストメッセージの送受信、地図アプリでの現在地確認、翻訳アプリの基本機能などは利用可能です。

動画の視聴やアプリのダウンロードには厳しい通信速度ですが、緊急時の連絡手段としては十分に役立ちます。

海外ローミング(データ通信)の利用状況は確認できる?

my楽天モバイルでリアルタイムに確認できます。

アプリのホーム画面で当月の海外ローミングデータ使用量が表示され、2GBのうちどれくらい消費したかが一目で分かります。

また、利用履歴から過去の使用状況も確認可能です。

データ使用量は約30分〜1時間程度の遅延で反映されるため、こまめにチェックして使いすぎを防ぎましょう。

帰国後の設定はどうすればいい?

帰国後は以下の2つの設定をオフにしてください。

帰国後に必要な設定
  • 海外ローミング設定をオフ
  • 端末のデータローミング設定をオフ
my楽天モバイルでの海外ローミング設定をオフ
  • my楽天モバイルアプリで「契約プラン」を開く
  • 「プランに含まれるオプションサービス(国際)」を選択
  • 「海外ローミング(データ通信)」をオフにして「変更する」をタップ
端末のデータローミング設定をオフ
  • iPhone場合
    「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」
    「データローミング」をオフにする
  • Android場合
    「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」
    「ローミング」をオフにする

この2つの設定をオフにすることで、次回海外旅行時まで海外ローミング機能が無効化され、意図しない通信を防げます。

次回海外に行く際は、再度両方の設定をオンにして利用してください。

帰国後に海外ローミング設定をオフにし忘れるとどうなる

帰国後に設定をオフにし忘れても、日本国内では海外ローミング料金は発生しません。

国内では楽天モバイルの自社回線・パートナー回線を使用するため、通常の月額料金のみで利用できます。

しかし、設定がオンのままだと、次回海外に行った際に自動的に海外ローミングが開始され、意図しないデータ通信が発生する可能性があります。

そのため、帰国後は安全のために設定をオフにしておくことをおすすめします。

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1
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5
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※料金はすべて税込価格です(2025年4月時点)

※各社のキャンペーンやプランは変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。

まとめ|楽天モバイルを海外で快適に使おう

楽天モバイルが海外で繋がらない問題は、適切な手順で対処すれば多くの場合解決可能です。

基本的な解決手順
  1. 海外ローミング設定の確認
  2. データローミング設定をオン
  3. 機内モードのオン・オフによるネットワーク再接続
  4. パートナー回線の手動選択
  5. 通信ネットワークタイプの変更
  6. APN設定の確認

これらの対処法を順番に試すことで、海外でも楽天モバイルを安心して利用できます。
出発前の事前準備と現地での適切な設定により、快適な海外通信環境を確保しましょう。

問題が解決しない場合は、現地のWi-Fi環境を利用して楽天モバイルサポートに問い合わせることをおすすめします。

楽天モバイルの海外ローミングサービスを最大限活用し、安全で快適な海外旅行をお楽しみください。