「タイ旅行におすすめのeSIMが知りたい」
「3日間・5日間・10日間など滞在期間別におすすめのeSIMは?」
「データ無制限で使えるeSIMはある?」
タイでのインターネット接続について、上記のような悩みはありませんか?
タイ旅行を快適にする上で欠かせないのが、現地でのスマホのインターネット通信です。
従来は、WiFiルーターのレンタルやSIMカードの購入が主流でしたが、今最もおすすめなのがタイで利用できる「海外eSIM」です。
そこでこの記事では、タイ旅行で使えるおすすめのeSIM5選を、料金・サポート・通信品質の観点から徹底比較します。3日間の短期旅行から1週間以上の長期滞在まで、あなたに最適なeSIMが必ず見つかるはずです。
タイでのeSIM利用を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
- タイ旅行におすすめのeSIM5選
- 3日間・5日間・10日間など期間別おすすめeSIM
- タイでeSIMを使うメリット・デメリット
- タイの通信事情と安定した接続方法
目次
タイで使えるeSIMおすすめ5選を徹底比較
タイ旅行で使えるeSIMサービスは数多くありますが、通信品質・料金・サポート体制を総合的に評価し、特におすすめできる5つのサービスを厳選しました。それぞれの特徴と料金プランを詳しく見ていきましょう。
サービス名 | 料金 | データ容量 | 購入方法 | 日本語サポート | 5G対応 | テザリング |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() trifa | 790円〜17,400円 | 1GB〜 無制限 | 公式サイト 専用アプリ | ◎ 24時間対応 | ◯ | ◯ |
![]() SkySiM | 380円〜25,500円 | 500MB〜 無制限 | 公式サイト | ◯ 営業時間内 | ◯ | ◯ |
![]() airalo | 700円〜5,250円 | 1GB〜 無制限 | 公式サイト 専用アプリ | ◎ 24時間対応 | ◯ | ◯ |
![]() World eSIM | 518円〜9,680円 | 500MB〜 無制限 | 公式サイト | ◎ 24時間対応 | ◯ | ◯ |
![]() eSIM square | 1,040円〜6,980円 | 1GB〜50GB | 公式サイト 専用アプリ | ◎ 24時間対応 | ◯ | ◯ |
trifa(トリファ)|24時間日本語サポートで初心者も安心

- 24時間365日対応の日本語チャットサポート
- 専用アプリで簡単設定・データ残量確認が可能
- タイ大手のTrue回線で安定した通信品質
trifaは、eSIM初心者に最もおすすめできるサービスです。何と言っても24時間いつでも日本語でサポートを受けられる点が最大の魅力でしょう。タイ到着後にトラブルが発生しても、すぐに専門スタッフに相談できるため、海外旅行に不慣れな方でも安心して利用できます。
専用アプリの操作性も優秀で、データ残量をリアルタイムで確認しながら、必要に応じて追加購入も可能です。
通信にはタイ大手のTrue回線を使用しており、バンコク市内はもちろん、パタヤやプーケットなどの主要観光地でも安定した接続を維持できます。
料金は他社と比べてやや高めに設定されていますが、充実したサポート体制を考慮すれば、その価値は十分に納得できる内容となっています。
対応国 | 200カ国 |
---|---|
5G対応 | 対応 |
テザリング | 可能 |
料金 | 790円〜17,400円 |
データ容量 | 1GB〜無制限 |
有効期限 | 3〜60日間 |
当日購入 | 可能 |
サポート方法 | チャット |
日本語サポート | 対応 |
サポート対応時間 | 365日24時間 |
購入方法 | ・アプリ ・Web |
支払い方法 | ・クレジットカード ・Apple Pay ・Google Pay |
SkySiM|業界最安級の料金設定

- 業界最安級の料金でコストパフォーマンス抜群
- 日本企業運営で安心の品質管理
- シンプルな料金体系で分かりやすい
SkySiMは、とにかく通信費用を抑えたい方に最適なサービスといえます。3日間1,140円〜というコスパの良さを実現しており、短期旅行でも気軽に海外通信を体験できるでしょう。
日本企業が運営しているため、サービス品質や顧客対応においても信頼できるレベルを維持しています。料金体系がシンプルで理解しやすく、複雑なオプションに悩まされることもありません。
タイでの通信にはAIS・DTAC・True回線を採用しており、主要都市部であれば快適にインターネットを利用できます。
ただし、サポート対応は営業時間内に限定されているため、深夜・早朝にトラブルが発生した場合は、翌営業日まで待つ必要がある点にご注意ください。それでも、コストパフォーマンスを重視する方には非常に魅力的な選択肢になります。
対応国 | 100カ国以上 |
---|---|
5G対応 | 対応 |
テザリング | 可能 |
料金 | 380円〜25,500円 |
データ容量 | 500MB〜無制限 |
有効期限 | 1〜30日間 |
当日購入 | 可能 |
サポート方法 | ・電話 ・メール |
日本語サポート | 対応 |
サポート対応時間 | 平日10:00-19:00 |
購入方法 | ・Web |
支払い方法 | ・クレジットカード ・キャリア決済 ・ウォレット決済 |
airalo|世界200ヶ国対応の老舗ブランド

- 世界200ヶ国以上で利用可能な圧倒的なカバレッジ
- eSIM業界のパイオニアとしての豊富な実績
- アプリでの管理が簡単で直感的
airaloは、eSIM業界のパイオニアとして世界中の旅行者に愛用されている老舗サービスです。200ヶ国以上に対応している圧倒的なカバレッジが特徴で、タイ以外の国への旅行でも同じアプリで一元管理できる利便性があります。特に複数国を周遊する旅行者や、年に数回海外旅行をする方には最適でしょう。
タイではAIS回線を使用しており、通信品質についても申し分ありません。専用アプリは英語ベースとなっていますが、直感的なデザインで操作しやすく、多くの日本人ユーザーも問題なく利用しています。
料金設定も比較的リーズナブルで、特に長期滞在では他社よりもお得になるケースが多く見られます。電話番号付きプランも提供されており、現地での通話が必要な方にも対応できます。
対応国 | 200カ国以上 |
---|---|
5G対応 | 対応 |
テザリング | 可能 |
料金 | 700円〜5,250円 |
データ容量 | 1GB〜無制限 |
有効期限 | 7~30日 |
当日購入 | 可能 |
サポート方法 | メール |
日本語サポート | 対応 |
サポート対応時間 | 365日24時間 |
購入方法 | ・アプリ ・Web |
支払い方法 | ・クレジットカード ・PayPal |
World eSIM|大手企業運営で信頼性抜群

- 東証プライム上場企業による信頼性の高いサービス
- 無制限プランが1日980円というコスパの良さ
- 日本語での電話・メールサポート対応
World eSIMは、海外旅行用のレンタルWi-Fi「グローバルWiFi」も提供している株式会社ビジョンが運営するサービスです。
最大の特徴は、無制限プランが1日840円〜という業界屈指の料金設定でしょう。短期旅行で思う存分インターネットを使いたい方には、これ以上ない魅力的なプランといえます。大手企業グループのバックグラウンドがあることで、サービスの継続性や品質面において高い安心感を得られるでしょう。
また、World eSIMでは日本語の設定ガイドページが用意されているため、海外でのeSIM初心者の方にもおすすめのサービスとなっています。
対応国 | 200カ国以上 |
---|---|
5G対応 | 対応 |
テザリング | 可能 |
料金 | 518円〜9,680円 |
データ容量 | 500MB〜無制限 |
有効期限 | 1〜31日間 |
当日購入 | 可能 |
サポート方法 | ・電話 ・メール ・チャット |
日本語サポート | 対応 |
サポート対応時間 | 365日24時間 |
購入方法 | Web |
支払い方法 | クレジットカード |
eSIM square|通信事業のパイオニアが提供する安心サービス

- アプリで簡単にリチャージができる手軽さ
- 最短3分で完了する簡単2ステップの設定
- 主要空港にサポートカウンターあり
eSIM squareは、株式会社テレコムスクエアが運営するeSIMサービスです。これまで「Wi-Ho!ネットストア」や「WiFiBOX」を通して多くの旅行者の通信環境をサポートしてきた同社が、1995年から蓄積してきた通信事業のノウハウを活かして提供する安心のサービスです。
最大の特徴は、購入後最短3分でインターネットを利用できる簡単さで、①eSIMを購入する→②端末で設定を行うというたった2ステップで初心者の方でも安心して利用できます。
24時間いつでもどこでもオンラインで購入可能で、専用アプリからは利用中のeSIMを確認でき、データが足りなくなったときはリチャージを行うことができます。
対応国 | 200カ国以上 |
---|---|
5G対応 | 対応 |
テザリング | 可能 |
料金 | 1,040円〜6,980円 |
データ容量 | 1GB〜50GB |
有効期限 | 7〜30日間 |
当日購入 | 可能 |
サポート方法 | ・メール ・チャット |
日本語サポート | 対応 |
サポート対応時間 | 365日24時間 |
購入方法 | ・Web ・アプリ |
支払い方法 | ・クレジットカード ・Apple Pay ・Google Pay |
滞在期間別タイ旅行におすすめのeSIMプラン【3日間・5日間・10日間】
タイ旅行の滞在期間によって、最適なeSIMプランは変わります。ここでは、旅行期間別に最もコストパフォーマンスの良いプランをご紹介します。
3日間以内の短期旅行におすすめのプラン
3日間以内の短期旅行では、ライトな使用なら1GB以下でもいいですが、3GB以上あれば安心です。
下記は、タイ旅行におすすめのeSIMで紹介した5つのサービスの3日間使えるプランの料金比較表です。
サービス名 | 料金 |
---|---|
![]() trifa | 1GB/3日間:790円 3GB/3日間:1,760円 無制限:2,970円 |
![]() SkySiM | 500MB/日:1,140円 1GB/日:1,830円 無制限:2,550円 |
![]() airalo | 1GB/7日間:700円 |
![]() World eSIM | 無制限:1,680円 |
![]() eSIM square | 1GB/7日間:1,380円 3GB/7日間:1,040円 10GB/7日間:6,180円 |
- 初めてのタイ旅行なら「trifa」,「SkySiM」
- 料金の安さなら「airalo」,「eSIM square」
- データ無制限なら「World eSIM」
5日間の旅行におすすめのプラン
5日間のタイ旅行では、1.5GB〜2.5GB以上のプランを選択することをおすすめします。
下記は、タイ旅行におすすめのeSIMで紹介した5つのサービスの5日間使えるプランの料金比較表です。
サービス名 | 料金 |
---|---|
![]() trifa | 1GB/7日間:1,960円 3GB/7日間:2,720円 無制限:5,990円 |
![]() SkySiM | 500MB/日:1,900円 1GB/日:3,050円 無制限:4,250円 |
![]() airalo | 2GB/15日間:750円 |
![]() World eSIM | 無制限:2,650円 |
![]() eSIM square | 1GB/7日間:1,380円 3GB/7日間:1,040円 10GB/7日間:6,180円 |
- 初めてのタイ旅行なら「trifa」,「SkySiM」
- 5日間の最安なら「airalo」,「eSIM square」
- データ無制限なら「World eSIM」
10日間の長期滞在におすすめのプラン
10日間のタイ旅行では、7GB〜10GB以上のプランを選択することをおすすめします。
下記は、タイ旅行におすすめのeSIMで紹介した5つのサービスの10日間使えるプランの料金比較表です。
サービス名 | 料金 |
---|---|
![]() trifa | 1GB/15日間:2,360円 3GB/15日間:3,120円 無制限:11,990円 |
![]() SkySiM | 500MB/日:3,800円 1GB/日:6,100円 無制限:8,500円 |
![]() airalo | 50GB:1,500円 無制限:5,250円 |
![]() World eSIM | 1GB/日:1,680円 無制限:4,740円 |
![]() eSIM square | 50GB:1,568円 |
- 初めてのタイ旅行なら「trifa」,「SkySiM」
- 10日間の最安なら「airalo」,「eSIM square」
- データ無制限なら「World eSIM」
タイでネットに接続するならeSIMがおすすめな理由
タイでインターネットに接続するには、主に以下の5つの方法があります。それぞれの特徴を比較すると、eSIMが最もバランスの取れた選択肢であることがわかります。
- eSIMを購入・・スマホに内蔵されているeSIM機能を利用し、オンラインで購入・設定する方法。
- レンタルWi-Fi・・Wi-Fiルーターをレンタルし、海外で使用する方法。
- 国際ローミング・・海外でもそのまま日本のキャリアの回線を使用する方法。
- SIMカードを購入・・現地の通信キャリアのSIMカードを購入し、スマホに挿入して利用。
- Wi-Fiスポット・・カフェや空港などの公共Wi-Fiを利用する方法。
そもそもeSIMとは何か?
eSIM(Embedded SIM)とは、スマートフォンやタブレットに内蔵されたデジタルSIMのことです。
物理的なSIMカードの挿入が不要で、オンラインでプロファイル(契約情報)をダウンロードするだけで現地のネット回線が使えるサービスです。
通信プランの購入〜使用開始まで全てオンラインで完結するため、レンタルWifiやSIMカード、Wifiスポットに見られるデメリットを解消できる優れものです。
eSIMのメリット・デメリット
- SIMカードの入れ替えが不要で紛失・破損リスクなし
- 日本の電話番号を維持したままデュアルSIM利用可能
- 事前設定で現地到着と同時にインターネット利用開始
- 現地キャリア回線利用で高速・安定した通信品質
- レンタルWi-Fiより料金が安く、受取・返却手続き不要
- 荷物が増えず、充電の手間もなし
- eSIM対応端末でのみ利用可能(古いスマホでは使用不可)
- QRコード読み取りやAPN設定など初期設定に手間
- 複数人でのシェア利用ができない
- 誤って削除した場合の再発行に手数料がかかる場合あり
- 一部サービスでは日本語サポートが限定的
これらのメリット・デメリットを総合的に比較すると、タイでの短期から中期滞在においてeSIMは最も実用的で経済的な選択肢です。
特に、物理的なSIMカードの入れ替え作業が不要な点は、旅行中の貴重な時間を節約でき、紛失リスクもありません。タイの空港でSIMカード購入のために長時間並ぶ必要もなく、営業時間を気にする必要もないため、深夜便や早朝便でも安心です。
また、レンタルWi-Fiのように端末を持ち歩く必要がなく、充電切れの心配もないため、身軽にタイ旅行を楽しめます。バンコクの混雑した電車内やチャトゥチャック市場の人混みでも、余計な荷物を気にすることなく観光に集中できるでしょう。
デメリットとして挙げられる設定の手間についても、多くのサービスでQRコードを読み取るだけの簡単設定を採用しており、事前に自宅のWi-Fi環境で準備しておけば現地での設定は不要です。
eSIM対応端末の制限はありますが、iPhone XS以降、Google Pixel 3以降など、比較的新しいスマートフォンであれば問題なく利用できるため、多くの旅行者にとって現実的な選択肢といえるでしょう。タイの主要キャリアであるAISやTrueの回線を使用できるため、バンコク市内はもちろん、プーケット、チェンマイ、パタヤなどの主要観光地まで安定した通信を確保できます。
タイで使うeSIMの選び方|失敗しないための5つのポイント
タイで使えるeSIMサービスは数多くありますが、適当に選んでしまうと「繋がらない」「料金が高い」「サポートが受けられない」といったトラブルに見舞われる可能性があります。
タイで使えるeSIMを選ぶ際は、以下の5つのポイントを確認することが重要です。
- 料金・コストパフォーマンスで選ぶ
- データ容量・利用期間で選ぶ
- 通信キャリアで選ぶ
- サポート体制・日本語対応で選ぶ
- 電話番号付きプランの必要性を確認する
料金・コストパフォーマンスで選ぶ
eSIM料金は提供会社や内容によって大きく異なるため、総合的なコストパフォーマンスを比較することが重要です。
価格帯の目安は、格安プランで3日間1,000〜2,000円、標準プランで2,000〜3,000円、プレミアムプランで3,000円以上となっています。
単純に安いプランを選ぶのではなく、1GBあたりの単価、通信品質、サポート体制を総合的に判断して選択しましょう。最安値のプランでも通信速度が遅くて使い物にならなければ意味がありません。
長期滞在の場合は、初期費用は高めでも日割り単価が安いプランの方がお得になることもあります。
データ容量・利用期間で選ぶ
旅行期間と予想データ使用量に応じてプランを選択しましょう。
データ使用量の目安は、地図アプリやSNS中心の軽い利用なら1日500MB〜1GB、写真投稿や動画視聴を含む標準的な利用で1日1〜2GB、動画撮影や長時間ストリーミングなどヘビー利用では1日3GB以上が目安です。
期間別のおすすめとして、2-3日間の短期旅行なら3GB〜無制限プラン、4-7日間の中期滞在では5GB〜無制限プラン、1週間以上の長期滞在には無制限プランがお得になります。
容量不足による速度制限を避けたい方は、少し余裕のあるプランまたは無制限プランを選択することをおすすめします。
通信キャリア(AIS・True・dtac)で選ぶ
タイでは、どの通信キャリアを使用するかで通信品質が大きく変わります。主要キャリアの特徴を理解して選択しましょう。
- AIS(Advanced Info Service)
- True(True Corporation)
- dtac(Total Access Communication)
AIS(Advanced Info Service)は、タイ最大手の通信キャリアで、市場シェア約44%を誇っています。カバーエリアが最も広く、バンコク市内はもちろん、プーケット、チェンマイ、パタヤなどの主要観光地から離島まで安定した通信が可能です。多くのeSIMサービスがAIS回線を採用している理由でもあります。
True(True Corporation)は、2023年にdtacと合併して実質タイ第1位の通信キャリアとなりました。都市部での通信品質はAISと同等レベルを維持しており、多くのeSIMサービスで採用されています。5G回線の整備も積極的に進めており、高速通信を重視する方におすすめです。
dtac(Total Access Communication)は、2023年にTrueと合併しましたが、ブランドとしては継続しています。都市部では問題なく利用できますが、地方や離島では電波が弱くなる場合があることを覚えておきましょう。
サポート体制・日本語対応で選ぶ
タイでeSIMにトラブルが発生した場合、迅速で確実なサポートが受けられるかどうかは非常に重要な要素です。
- 24時間サポートの有無
- 日本語対応の可否
- サポート方法(電話、チャット、メール)
- 現地サポートの有無
特に初めてeSIMを利用する方は、日本語での24時間サポートがあるサービスを選ぶことをおすすめします。
海外企業が運営するサービスは料金が安い場合もありますが、サポートが英語のみの場合があるため注意が必要です。
電話番号付きプランの必要性を確認する
タイ旅行では、電話番号付きのeSIMの必要性は比較的低いと考えられます。ただし、以下のような場合は電話番号付きプランの検討をおすすめします。
- 現地ツアーの予約や変更
- レストランの予約
- タクシー配車アプリの利用
- 緊急時の連絡
一方で、データ通信のみでも、LINEやSkypeでの音声通話、Google翻訳アプリを使った筆談、オンライン予約サイトの活用、ホテルフロントでの代理予約依頼などで多くの問題は解決できます。
タイは親日的で観光地では日本語が通じることも多く、データ通信専用のeSIMで十分快適に旅行を楽しめるでしょう。電話番号付きプランは料金が高めに設定されているため、本当に必要かどうかを慎重に検討することをおすすめします。
タイでeSIMを利用するまでの流れ
タイ旅行でeSIMを初めて利用する方でも迷わないよう、購入からタイでの利用開始、そして帰国後の設定まで、5つのステップで詳しく解説します。
- STEP
スマホが対応機種か確認する
まず最初に、お使いのスマートフォンがeSIMに対応しているかを確認する必要があります。eSIM非対応の機種では利用できないため、この確認は必須です。
iPhoneでの確認方法- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「一般」>「情報」をタップします.
- 「EID」という項目があればeSIM対応
※2018年9月以降に発売されたiPhone XS、XS Max、XR以降のモデルは全てeSIM対応
Androidでの確認方法- Androidの「設定」アプリを開く
- 「デバイス情報」>「SIMステータス」をタップします.
- 「EID」という項目があればeSIM対応
eSIM対応機種でも、SIMロックがかかっている場合は利用できません。2021年10月以降に購入した端末はSIMフリーですが、それ以前の端末は各キャリアでSIMロック解除手続きが必要な場合があります。
- STEP
eSIMを購入する
対応機種の確認ができたら、タイ旅行の予定に合わせてeSIMを購入します。出発の2〜3日前に購入しておくと余裕を持って設定できます。
eSIMはWebサイトやアプリからプランを選び購入します。
購入時に必要な情報- タイでの滞在期間
- 必要なデータ容量
- クレジットカード情報
- メールアドレス(QRコード受信用)
購入完了後、登録したメールアドレスにQRコードと設定手順が送られてきます。このメールはタイ滞在中も参照するため、削除せずに保管しておいてください。
- STEP
QRコードを読み取り設定する
出発前に、日本の安定したWiFi環境でeSIMの設定を完了させておきます。この時点ではまだ通信は開始されないため、日本で設定しても料金は発生しません。
iPhoneでの設定手順- 設定 > モバイル通信 > eSIMを追加 をタップ
- 「QRコードを使用」を選択
- メールで受け取ったQRコードをカメラで読み取り
- 「モバイル通信プランを追加」をタップ
- eSIMをアクティベートする
- eSIMにわかりやすい名前を付ける(例:タイeSIM)
- 利用する国に着くまでは主回線を選択
Androidでの設定手順- 設定から ネットワークとインターネット > SIM をタップ
- 「SIMをダウンロードしますか?」をタップして次へ
- メールで受け取ったQRコードをカメラで読み取り
- 「ダウンロード」をタップして次へ
- ダウンロードが完了したら設定をタップ
- 利用する国に着くまでは「SIMを使用」をオフにしておく
eSIM設定の際は、安定したWi-Fi環境下で行うようにしましょう。
- STEP
現地到着後にeSIM回線に切り替える
タイに到着したら、機内モードを解除してeSIM回線での通信を開始します。通常、この操作から数分以内にタイの電波を受信して通信が可能になります。
iPhoneでの切り替え手順- 設定 > モバイル通信 をタップ
- 新しく追加したeSIMをタップ
- 「この回線をオンにする」と「データローミング」を有効にする
Androidでの切り替え手順- 設定 > ネットワークとインターネット > モバイルネットワーク をタップ
- 新しく追加したeSIMを有効にする
- 「モバイルデータ」と「ローミング」を有効にする
- STEP
日本に帰国後に元の回線に戻す
タイから帰国したら、日本のSIM回線に戻す設定を行います。eSIMは契約期間終了と同時に自動的に無効になりますが、手動で設定を変更しておくと安心です。
タイで使うeSIMに関するよくある質問(FAQ)
タイでeSIMを利用する際によくある質問をまとめました。初めてeSIMを利用する方も、これらの情報を参考にして安心してサービスを選んでください。
- タイで使えるeSIMはどこで買う?
- タイで3日間無制限で使えるeSIMはある?
- タイで使えるeSIMは即日利用できる?
- タイ旅行にはeSIMとレンタルWiFiはどっちがいい?
- タイ旅行で電話番号付きのeSIMは必要?
タイで使えるeSIMはどこで買う?
タイで使えるeSIMは、主に以下の場所で購入できます。
- 各サービスの公式サイト・専用アプリ
- Amazonや楽天などのECサイト
- 家電量販店や空港のサービスカウンターなどの実店舗
最も便利で種類が豊富なのはオンラインサービスです。出発前に自宅で購入・設定を完了できるため、タイ到着後すぐに利用開始できます。
タイで3日間無制限で使えるeSIMはある?
はい、タイで3日間無制限で使えるeSIMは複数のサービスで提供されています。
3日間の無制限プランは短期旅行で動画視聴やSNS投稿を頻繁に行いたい方におすすめです。ただし、無制限プランでも公正利用ポリシーにより、極端に大量のデータ使用時は速度制限がかかる場合があります。
タイで使えるeSIMは即日利用できる?
はい、タイで使えるeSIMは購入から数分〜数時間で利用開始できます。
ほとんどのサービスが24時間自動発行に対応しており、深夜や早朝でも購入可能です。ただし、一部サービスでは営業時間内の発行となる場合があるため、出発直前ではなく2〜3日前の購入をおすすめします。
eSIMとレンタルWiFiはどっちがいい?
タイ旅行では、多くの場合eSIMの方がおすすめです。
eSIMとレンタルWiFiにはそれぞれメリット・デメリットがあります。用途に応じて最適な選択肢を選びましょう。
- 1人旅行または少人数での旅行
- 荷物を少なくしたい
- 設定やトラブル対応に抵抗がない
- コストを抑えたい
- 短期から中期の滞在
- 家族やグループでの旅行
- 複数のデバイスを接続したい
- 設定が不安・サポートを重視
- 長期滞在でデータ使用量が多い
- eSIM非対応の端末を使用
一人旅や少人数旅行なら、軽量・低コストのeSIMが圧倒的に便利です。家族や友人グループでの旅行なら、レンタルWiFiでシェア利用する方が経済的な場合もあります。
タイ旅行で電話番号付きのeSIMは必要?
タイ旅行では、電話番号付きのeSIMは基本的に不要です。
電話番号なしのeSIMでも、以下の方法で多くの問題は解決できます。
- Google翻訳アプリを使用した筆談
- オンライン予約サイトの活用
- ホテルフロントでの代理予約依頼
- LINEやSkypeを使ったVoIP通話
タイは観光地では英語が通じることも多く、音声通話の必要性は他の国と比べて低めです。データ通信専用のeSIMで十分快適に旅行を楽しめます。

楽天モバイルの人気No.1は、データ無制限プランの安さ。楽天回線エリアなら使い放題、アプリ通話も無料で使えて経済的です。楽天ポイントも貯まりやすく、楽天経済圏ユーザーに特におすすめです。
月額料金 | 1,078円〜3,278円 (3GB〜無制限) |
使用回線 | 楽天回線 |
---|---|---|---|
5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | ○ |
かけ放題 | アプリで無料 | 通信品質 | ★★★★☆ |
LINEMOは3GBプランが月額990円と格安SIMの中でもコスパが高いのが魅力。LINEギガフリーでLINEアプリの利用時にデータ消費なしで、若年層を中心に人気です。オンライン完結で手軽に契約できます。
月額料金 | 990円〜2,970円 (3GB/10GB/30GB) |
使用回線 | ソフトバンク回線 |
---|---|---|---|
5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | × |
かけ放題 | オプション | 通信品質 | ★★★★☆ |
ahamoはドコモ回線を使った高品質な通信が魅力。30GBの大容量データに5分以内の国内通話が無料でついて月額2,970円。海外82の国・地域でも追加料金なしで利用可能な点が特徴です。
月額料金 | 2,970円〜4,950円 (30GB/110GB) |
使用回線 | ドコモ回線 |
---|---|---|---|
5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | ○(有料) |
かけ放題 | 5分無料 | 通信品質 | ★★★★☆ |
UQモバイルの人気No.1は、安定したau回線と手厚いサポート。全国展開の店舗網で初心者でも安心です。家族割やauセット割も適用できるため、auユーザーの家族におすすめの格安SIMです。
月額料金 | 1,078円〜3,278円 (4GB/15GB/33GB) |
使用回線 | au回線 |
---|---|---|---|
5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | ○ |
かけ放題 | オプション | 通信品質 | ★★★★☆ |
ワイモバイルは家族割や光回線セット割で大幅な料金割引が魅力。全国2,000店舗以上の実店舗サポートが充実しているため、対面サポートを重視する方におすすめです。PayPayポイントが貯まりやすいのも特徴です。
月額料金 | 2,365円〜5,115円 (4GB/30GB/35GB) |
使用回線 | ソフトバンク回線 |
---|---|---|---|
5G対応 | ○ | 口座振替 | ○ |
eSIM対応 | ○ | 店舗サポート | ○ |
かけ放題 | オプション | 通信品質 | ★★★★☆ |
※料金はすべて税込価格です(2025年4月時点)
※各社のキャンペーンやプランは変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
まとめ
タイ旅行を快適で安心なものにするためには、事前の通信手段準備が欠かせません。今回ご紹介した5つのeSIMサービスの中から、あなたの旅行スタイルに最適なものを選択して、素晴らしいタイ旅行を実現してください。
タイは親日的で治安も良く、日本人にとって旅行しやすい国です。しかし、言葉の壁や土地勘のなさから、スマホでの情報収集は必須となります。適切なeSIMを選択することで、安心してタイ旅行を楽しんでください。
設定方法やトラブル対処法についても詳しく解説しましたので、eSIMが初めての方でも迷うことなく利用できるはずです。準備を万端にして、素晴らしいタイ旅行をお楽しみください。