auから楽天モバイルへの乗り換えは、MNPワンストップに対応しているためau側での予約番号の取得が不要で、オンラインの申し込みからeSIMなら最短即日で開通します。使い放題MAX+(7,788円)からRakuten最強プランのギガ無制限(3,278円)に変えた場合、月4,510円・年54,120円下がる計算です(2026年8月時点・両社公式より)。
とはいえ「乗り換えて後悔した人もいるらしい」「電波は大丈夫?」「auひかりのセット割はどうなる?」「機種代の残債が残っていても乗り換えられる?」という不安もあるはずです。手順と料金、後悔する条件をまとめて確認していきましょう。
- 自宅・職場が楽天回線エリアに入っている人
- auひかりなど固定回線とのセット割を使っていない人
- 家族全員でまとめて乗り換えられる人
- 連絡先がGmailなどのフリーメールの人
- 生活圏がパートナー回線頼りのエリアの人
- auひかりとのセット割で月1,100円引かれている人
- 家族の1人だけが抜けて残る人の割引が下がる人
- @au.comを仕事の連絡先にしている人
目次
auから楽天モバイルで後悔するのは「電波環境と割引条件が合わない人」だけ
auから楽天モバイルへの乗り換えで後悔しやすいのは、生活圏がパートナー回線(au回線)頼りの人と、auの割引を最大2,530円分受けている人の2タイプです。この2つに当てはまらなければ、データ使用量に関係なく月額は下がります。まずは自分がどちらに入るかを4項目で確認しましょう。
乗り換え可否が1分でわかるチェックリスト
下の4項目がすべて◎なら、乗り換えて問題ありません。1つでも△が付いた人は、その項目だけ対処法を確認してから判断してください。△が付いても乗り換えられないわけではなく、事前に手当てすれば解決できるものがほとんどです。
| 確認項目 | あなたの状況 | 判定 |
|---|---|---|
| 月のデータ使用量 | 3GB以下 | ◎ 1,078円 |
| 3〜20GB | ◎ 2,178円 | |
| 20GB超〜無制限 | ◎ 3,278円 | |
| 自宅・職場のエリア | 楽天回線エリア内 | ◎ 問題なし |
| パートナー回線エリア | △ 事前確認が必須 | |
| 使用中の端末 | 2021年10月以降に発売 | ◎ SIMロック解除不要 |
| 2021年9月以前に発売 | △ My auで無料解除 | |
| 固定回線 | auひかり等でセット割あり | △ 月1,100円の割引が消える |
| セット割なし | ◎ 影響なし |
auと楽天モバイルの違いを6項目で比較
後悔の分かれ目は、料金の安さではなくauで受けていた割引とサポート体制を手放すかどうかです。楽天モバイルの無制限3,278円は、auの割引をすべて適用した5,258円と比べても月1,980円安いため、割引が外れる人でも金額そのものは下がります。
| 項目 | au 使い放題MAX+ | 楽天モバイル Rakuten最強プラン |
|---|---|---|
| 月額(割引前) | 7,788円 | 3,278円(20GB超〜無制限) |
| 月額(割引適用後) | 5,258円 | 3,168円(最強家族割) |
| データ上限 | △ 200GB超で最大5Mbps | ◎ 上限なし(混雑時制御あり) |
| 国内通話 | △ 22円/30秒(定額は別料金) | ◎ Rakuten Linkアプリで無料 |
| 契約事務手数料 | 3,850円 | 0円(累計4回線目まで) |
| 海外データ | ◎ au海外放題が月15日分無料 | ○ 100以上の国と地域で月2GB無料 |
差が出やすいのは通話とデータ上限です。auは通話定額を付けるとオプション料金が上乗せされますが、楽天モバイルはRakuten Linkアプリからの発信であれば国内通話が無料で、通話時間の制限もありません。
編集部のコメント
迷ったら、楽天モバイル公式の通信・エリアのページにある「住所や場所で調べる」を試してみてください。自宅・職場など最大3カ所まで住所を入れると、つながりやすさがAAA〜Cの5段階で判定されます。マップの色を見るより具体的に判断できますよ。
auから楽天モバイルに乗り換える手順5ステップ
auから楽天モバイルへの乗り換えは、オンライン申し込みなら手続き時間は合計10〜15分で完了します。2023年5月24日に始まったMNPワンストップ方式にau・楽天モバイルの両社が対応しているため、auでMNP予約番号を発行する手続きは不要です。物理SIMは到着まで2〜3日かかりますが、eSIMを選べば申し込み当日に開通できます。
MNPの利用者負担額は原則無料です。(対面・電話による予約番号発行は1,100円以下の手数料がかかる場合があります)
出典:総務省「携帯電話・PHSの番号ポータビリティ」
STEP1:必要なものを準備する
申し込みに必要なのは、本人確認書類・楽天会員ID・支払い用のクレジットカードまたは銀行口座の3点です。本人確認書類の氏名・住所と楽天会員情報が一致していないと審査で止まるため、引っ越し後に楽天IDの住所を更新していない人は先に直しておきましょう。
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・在留カードなど)
- 楽天会員IDとパスワード(楽天市場・楽天カードと共通)
- クレジットカードまたは銀行口座の情報
- MNPで引き継ぐau側の電話番号
あわせて、いま使っている端末が楽天モバイルで動作するかをご利用製品の対応確認ページで調べておきます。楽天モバイルが2024年6月に提供を開始したプラチナバンド(700MHz帯・Band 28)に対応した機種かどうかで、屋内での入りやすさが変わります。
STEP2:SIMロック解除が必要か確認する
SIMロック解除の要否は、購入時期ではなく端末の「発売時期」で決まります。2021年10月1日以降に発売されたau端末はそもそもSIMロックがかかっていないため、iPhone 13シリーズ以降を使っている人は手続き自体が不要です。
2021年10月1日以降に発売されたau携帯電話はSIMロック設定されていないため、お手続き不要です。
出典:au「SIMロックの解除方法を知りたい」
| 端末の発売時期 | SIMロック解除の手続き |
|---|---|
| 2021年10月1日以降 (iPhone 13シリーズ以降など) | 不要 |
| 2021年9月30日以前 (iPhone 12以前など) | 必要(My auから無料・即時) |
解除が必要な場合は、My auの「契約内容/手続き」からSIMロック解除のページに進み、IMEI番号を入力するだけです。IMEIは電話アプリで「*#06#」を入力すると表示されます。
STEP3:楽天モバイルに申し込む
申し込みは楽天モバイル公式サイトから進め、「他社から電話番号そのまま乗り換え(MNP)」を選択します。SIMタイプでeSIMを選ぶと配送を待たずに開通できるため、対応端末を使っているなら物理SIMより早く切り替えられます。
- STEP
プランを選ぶ
「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」を選択します。最強プランは使った分だけの3段階制で、3GB以下の月は自動的に1,078円まで下がります。
- STEP
SIMタイプと端末を選ぶ
- eSIM:最短即日で開通。iPhone XS以降などが対応
- 物理SIM:申し込みから2〜3日で到着
- 端末も買う場合は「製品とプランをセットで申し込む」を選択
- STEP
電話番号の引き継ぎを選ぶ
「他社から電話番号そのまま乗り換え(MNP)」を選び、現在のau電話番号を入力します。ここでMNP予約番号の入力欄は出ません。
- STEP
本人確認と支払い方法を登録する
「AIかんたん本人確認(eKYC)」を選ぶと、運転免許証などを撮影するだけで完了します。書類の郵送や配送時の受け取り確認が不要になるため、開通までがいちばん早い方法です。
STEP4:MNP転入と開通手続きをする
開通手続きの窓口は2026年8月5日にRakuten Linkアプリへ一本化されました。それまで使われていた「my 楽天モバイル」アプリは同日に提供を終了し、データ利用量の確認・料金照会・契約内容の変更・開通手続きといった全機能がRakuten Linkアプリ(バージョン4.0.0以降)に統合されています。
Rakuten Linkは国内通話を無料にする通話アプリでもあるため、どのみちインストールが必要です。Web版の「my 楽天モバイル」は引き続き利用できるので、アプリを入れずにブラウザから手続きすることもできます。
- STEP
Rakuten Linkアプリを入れて申し込み履歴を開く
App StoreまたはGoogle Playから入手し、楽天IDでログインします。下部メニューの「my 楽天モバイル」から申し込み履歴に進みます。
- STEP
MNP転入の申請をする
「電話番号の引継ぎ(MNP)申請をする」をタップし、乗り換え元として「au」を選択します。auのMNPワンストップ申請ページに自動で移動するので、au IDでログインすれば引き継ぎ申請は完了です。
- STEP
SIMを設定して転入を開始する
- eSIM:申し込み履歴からプロファイルをダウンロードして設定
- 物理SIM:端末の電源を切ってauのSIMと入れ替える
- 「MNP転入を開始する」をタップして切り替え完了
MNP転入手続きには受付時間があり、時間帯によって開通日が変わります。auの回線は転入が完了した時点で自動的に解約されるため、au側での解約手続きは不要です。
| 手続きした時間 | 開通するタイミング |
|---|---|
| 0:00〜21:20 | 当日中 |
| 21:21〜23:59 | 翌日9:00以降 |
編集部のコメント
21時台の申し込みは、少し進めているうちに21:20を過ぎて翌日回しになりがちです。その日のうちに使いたいなら20時までに始めておくと安心ですよ。手続きが翌日にずれても番号が使えなくなるわけではないので、慌てなくて大丈夫です。
STEP5:データ移行と動作確認をする
機種そのままで乗り換える場合、写真や連絡先はそのまま残るためデータ移行の作業は発生しません。端末も新しくする場合だけ、旧端末が使えるうちに移行を済ませておく必要があります。
| 移行するもの | やること |
|---|---|
| iPhone→iPhone | クイックスタートで新旧端末を近づけて転送 |
| Android→Android | 同じGoogleアカウントでログインして復元 |
| LINE | 旧端末でトーク履歴をバックアップ+電話番号認証 |
| モバイルSuica・iD等 | 旧端末で「機種変更」の手続きをして預ける |
| 2段階認証アプリ | 旧端末でアカウントをエクスポート |
開通後は、発信・着信・SMSの送受信・データ通信の4つを確認します。Rakuten Linkアプリからの発信で通話が無料になるため、標準の電話アプリではなくRakuten Link経由で発信できているかも見ておきましょう。
auから楽天モバイルに乗り換えると月いくら安くなる?
auの割引を一切使っていない場合、無制限プラン同士の比較で月4,510円・年54,120円下がります。家族割プラス・auスマートバリュー・au PAY カードお支払い割の3つをすべて適用している場合でも、月1,980円・年23,760円は楽天モバイルのほうが安い計算です。データ使用量が少ない人ほど差は開きます。
データ使用量別の料金比較
auの現行プランは、5GBまでの「スマホミニプラン+ 5G/4G」と無制限の「使い放題MAX+ 5G/4G」の2本立てです。auには20GB前後の中容量プランがないため、月10〜20GB使う人は無制限プランを契約するしかなく、楽天モバイルとの差が最も大きくなります。
| 月のデータ量 | au(割引前) | au(割引後) | 楽天(通常) | 楽天(家族割) |
|---|---|---|---|---|
| 〜1GB | 4,928円 | 2,398円 | 1,078円 | 968円 |
| 〜3GB | 6,578円 | 4,048円 | 1,078円 | 968円 |
| 〜5GB | 8,228円 | 5,698円 | 2,178円 | 2,068円 |
| 〜20GB | 7,788円 | 5,258円 | 2,178円 | 2,068円 |
| 無制限 | 7,788円 | 5,258円 | 3,278円 | 3,168円 |
データを使わない月の扱いも異なります。楽天モバイルは3GB以下なら自動で1,078円まで下がる3段階制で、auの使い放題MAX+は1GB以下の月に1,650円が自動割引されて6,138円になります。使わなかった月の下限は、楽天モバイルが1,078円、auが6,138円という差です。
家族3人で乗り換えた場合の年間差額
家族3人でauの割引をフル適用している世帯が全員で乗り換えると、月9,570円・年114,840円下がります。auは家族割の恩恵が大きい一方、楽天モバイルは1人あたりの単価がもともと低いため、割引の手厚さより素の料金差が上回る形です。
父が無制限、母が20GB、子が3GBを使う3人世帯のモデルケースです。auは3人とも使い放題MAX+を契約し、家族割プラス(3人以上)・auスマートバリュー・au PAY カードお支払い割をすべて適用した金額で計算しています。
| 項目 | au継続 | 楽天モバイル |
|---|---|---|
| 父(無制限) | 5,258円 | 3,168円 |
| 母(20GB) | 5,258円 | 2,068円 |
| 子(3GB) | 5,258円 | 968円 |
| 月額合計(A) | 15,774円 | 6,204円 |
| 年額(A×12) | 189,288円 | 74,448円 |
| 契約事務手数料 | 3,850円/回線 | 0円(4回線目まで) |
年額の差は189,288円−74,448円=114,840円です。加えてauでは1回線あたり3,850円の契約事務手数料がかかるのに対し、楽天モバイルは同一名義で累計4回線目まで契約事務手数料が無料のため、初期費用でも3人分11,550円の差が生まれます。
逆に、家族の1人だけが抜けるケースには注意が必要です。家族割プラスは3人以上で1,210円、2人だと660円と割引額が下がるため、3人世帯から1人が抜けると残る2人の料金がそれぞれ550円上がります。
auから楽天モバイルに乗り換えて後悔する5つの理由
後悔の理由は「料金以外の部分で失うもの」に集中しています。金額だけを見れば楽天モバイルが安いのは動かないため、判断の分かれ目になるのは電波・割引・付帯サービスの3領域です。それぞれ、自分に当てはまるかどうかで影響の大きさが変わります。
パートナー回線頼りのエリアでは体感が変わる可能性がある
楽天モバイルは自社エリア外をau回線の「パートナー回線エリア」で補っており、Rakuten最強プランではこのエリアでもデータ容量の制限なく使えます。ただしこのローミング契約は2026年9月末に期限を迎えます。KDDIは2026年8月7日の決算説明会で9月末での終了方針を説明しました。
一方で、楽天モバイルは10月以降もローミングが続く範囲があると公表しています。
楽天モバイルがカバーに時間を要するエリアに関しては、ローミングは10月以降も継続します。一方、楽天モバイルが十分カバーできているエリアはローミングを縮小していきます。
出典:楽天モバイル「ローミングに関して」(2026年8月12日)
つまり、自社回線が行き届いていない地域では継続、すでにカバーできている地域では縮小という整理です。影響を受けるのは、楽天回線が入っているのに現状はau回線をつかんでいる場所を生活圏にしている人で、山間部や離島に住んでいる人がいきなり圏外になるという話ではありません。
楽天モバイルの4G人口カバー率は99.9%に達しており、2024年6月に始まったプラチナバンド(700MHz帯)の展開も進んでいます。さらに2026年第4四半期には、AST SpaceMobileと共同開発する衛星直接通信「Rakuten最強衛星サービス」の提供開始が予定されています。
- 通信エリアマップで、自宅・職場・通勤経路が楽天回線エリアかを確認する
- 「住所や場所で調べる」で、よく使う場所のつながりやすさを5段階で判定する
- 屋内が弱い場合は、無料の小型基地局「Rakuten Casa」の設置を相談する
Rakuten Casaは自分で直接申し込む形式ではなく、公式の電波改善・調査依頼フォームから相談し、調査結果に応じて案内される仕組みです。楽天モバイルが指定するインターネット回線の契約が別途必要で、5G通信には対応していない点も踏まえて検討してください。
au側の割引が最大2,530円分すべて外れる
auの月額を下げていた3つの割引は、回線を解約した時点でまとめて対象外になります。最大で月2,530円分が失われるため、割引をフル活用していた人ほど「思ったほど下がらなかった」と感じやすくなります。
| なくなる割引 | 割引額 | 影響が出る人 |
|---|---|---|
| 家族割プラス | 1,210円(3人以上) | 家族にauユーザーが残る人 |
| auスマートバリュー | 1,100円 | auひかり等を契約中の人 |
| au PAY カードお支払い割 | 220円 | au PAY カードで支払っている人 |
一方で、割引がすべて外れた状態でも金額の逆転は起きません。auの割引後5,258円に対して楽天モバイルの無制限は3,278円で、割引を失ってなお月1,980円安いためです。注意すべきは自分の料金ではなく、auに残る家族の料金が上がる点のほうです。
楽天モバイル側にも「最強家族割」があり、家族1人あたり110円が割り引かれます。auの家族割プラスと比べると割引額そのものは小さいものの、Rakuten Linkアプリを使えば家族間に限らず国内通話が無料になるため、家族間通話のために同じキャリアで揃える必要がなくなります。
auのキャリアメールは月330円の有料サービスになる
auのメールアドレス(@au.com/@ezweb.ne.jp)は、乗り換え後も「auメール持ち運び」で使い続けられます。ただし月額330円(1メールアドレスあたり)の有料サービスになり、申し込みにも期限があります。
- 月額330円/1メールアドレス
- 申し込み期限はau解約日の翌日から31日以内(期限を過ぎると復活不可)
- 支払いはau PAY(auかんたん決済)のみ
- 1つのau IDにつき10件まで申し込み可能
一方で、年間3,960円を払い続ける価値があるかは登録先の数で決まります。銀行・証券・行政サービスなど変更が面倒な登録先が数件しかないなら、乗り換えを機にGmailへ移すほうが安く済みます。楽天モバイルにも無料の「楽メール」(@rakumail.jp)があり、こちらは追加料金なしで使えます。
iPhoneではApp Storeのキャリア決済が使えなくなる
楽天モバイルのキャリア決済は、AndroidのGoogle Playにのみ対応しています。iPhoneのApp Store・Apple Music・iCloud+などApple系サービスの支払いには使えないため、auかんたん決済でサブスクを支払っていた人は支払い方法の変更が必要です。
一方で、代わりの支払い方法は2つあります。クレジットカードを登録したくない人でも、コンビニや家電量販店で買えるApple Gift Cardで残高をチャージすれば、カードを登録せずにApp Storeの支払いができます。
カード登録に抵抗がない場合は、楽天カードをApple IDに登録すると決済額の1%が楽天ポイントとして還元されます。auかんたん決済ではPontaポイントが貯まっていた分、乗り換え後は還元先が楽天ポイントに変わると考えると分かりやすいでしょう。
海外での使い方によってはauのほうが安く済む
海外利用は、楽天モバイルが有利とは限らない領域です。auの使い放題MAX+には「au海外放題」が含まれており、1カ月あたり最大15日分・最大18,000円分まで無料でデータ使い放題になります。渡航日数が15日以内なら事前予約なしで適用されます。
| 項目 | 楽天モバイル | au(使い放題MAX+) |
|---|---|---|
| 無料で使える量 | 毎月2GB | 最大15日分・使い放題 |
| 超過後 | 最大128kbps | 1,000〜1,200円/24時間 |
| 対象 | 100以上の国と地域 | 対象国・地域 |
| プラン容量への加算 | 加算される | 加算されない |
一方で、2GBという枠が足りるかは現地での使い方次第です。地図の確認とメッセージのやり取りが中心の数日間の旅行なら2GBで足りますが、現地で動画を見たり長期滞在したりする人はauのほうが快適になります。楽天モバイルの海外2GBはプランのデータ利用量にも加算されるため、3GB帯で使っている人は帰国後の請求にも影響します。
編集部のコメント
海外に行く頻度が高い方は、直近1年で何日くらい渡航したかを数えてみてください。年10日程度なら楽天モバイルの2GB無料で十分ですが、月をまたいで2週間以上滞在するような使い方なら、乗り換え後に現地用のeSIMを別途買う前提で計算しておくと予算がぶれません。
それでも楽天モバイルが向いている人の条件
楽天モバイルの強みが最も出るのは、月ごとのデータ量に波がある人と、200GBを超えるほど使う人です。前者は3段階制で使わない月が自動的に安くなり、後者はauにある速度制限の上限がそもそも設定されていません。楽天経済圏を使っている人はさらに実質負担が下がります。
月によってデータ使用量の波が大きい人
Rakuten最強プランは3GB・20GB・無制限の3段階で料金が自動的に変動します。在宅の月は3GB以下で1,078円、出張が続いた月は無制限で3,278円と、申請なしで上下するのが特徴です。
auでこの波を受け止めようとすると、使い放題MAX+を契約し続けて7,788円を払うか、5GBのスマホミニプラン+で足りない月に速度制限(最大300kbps)を受けるかの二択になります。プラン変更の手間なく月ごとの実費が変わる点は、auにはない仕組みです。
月200GB以上使う人・テザリングを多用する人
データ量の上限は、実はauのほうが先に来ます。au使い放題MAX+は月200GBを超えると当月末まで最大5Mbpsに制限され、テザリングとデータシェアの合計にも60GBの上限があります。楽天モバイルには容量による上限の設定がありません(混雑時の速度制御はあり)。
| 項目 | au 使い放題MAX+ | 楽天モバイル |
|---|---|---|
| データ上限 | △ 200GB超で最大5Mbps | ◎ 上限なし |
| テザリング上限 | △ 合計60GBまで | ◎ 上限なし |
| 超過後の速度 | 最大5Mbps(テザリングは128kbps) | −(規定なし) |
自宅に固定回線を引かず、スマホのテザリングでパソコンを使っている人はこの60GBの上限に届きやすくなります。テザリングが128kbpsに落ちると実質的に使えなくなるため、固定回線代わりに使うなら楽天モバイルのほうが条件は緩いといえます。
楽天市場や楽天銀行を日常的に使っている人
楽天モバイルの契約者特典は、月額料金の割引ではなくポイントと金利で返ってくる形です。使っているサービスの数だけ実質負担が下がるため、楽天経済圏の利用度がそのまま得の大きさになります。
- 楽天市場での買い物が毎日ポイント5倍(楽天会員1倍+SPU+4倍)
- 楽天銀行の円普通預金金利が優遇される(Rakuten最強U-NEXTはさらに上乗せ)
- クラウドストレージ「楽天ドライブ」50GBが無料
ポイント5倍は要エントリーで、楽天モバイルSPU分の獲得上限は月2,000ポイント・期間限定ポイントでの付与です。上限まで貯めるには楽天市場で月5万円分の買い物が必要な計算になるため、月1万円程度の利用なら400ポイント前後と考えておくと実態に近くなります。
楽天銀行の金利優遇は毎月のエントリーが条件で、優遇後の金利は改定される場合があります。貯まった楽天ポイントは1ポイント単位で翌月以降の携帯料金の支払いに充当できるため、月額そのものを下げる効果もあります。
初期費用をかけずに乗り換えたい人
楽天モバイルには最低利用期間の定めがなく、契約事務手数料も同一名義で累計4回線目まで無料です。乗り換え時の初期費用が0円で済むため、まとまった出費なしで切り替えられます。
ただし、短期で解約する場合は費用がかかります。2025年4月1日以降に契約した回線を利用開始から1年以内に解約すると、解約事務手数料が発生します。金額はプランと適用中の割引によって変わります。
| 項目 | 楽天モバイル | au |
|---|---|---|
| 契約事務手数料 | 0円(累計4回線目まで) | 3,850円 |
| 最低利用期間 | なし | なし |
| 1年以内の解約 | 最大1,078円(Rakuten最強プラン) | 1,100円 |
| MNP転出手数料 | 0円 | 0円(オンライン) |
1年以内に解約する可能性がある人でも、負担は最大1,078円にとどまります。auで新規契約した場合の契約解除料1,100円とほぼ同水準で、初期費用3,850円がかからない分だけ楽天モバイルのほうが軽い計算です。
楽天モバイルでは他社からの乗り換えで最大14,000ポイント、新規契約でも11,000ポイントがもらえる「三木谷キャンペーン」を実施中です!
| キャンペーン名 | 楽天・三木谷浩史の特別なお客様キャンペーン (コード:2798) |
|---|---|
| 特典内容 | 乗り換え:14,000ポイント 新規契約:11,000ポイント |
| 適用条件 | ①キャンペーン専用リンクにアクセス ②クーポンコード「WTPRMI20251001」を適用 ③「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」に申し込む ④「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」の利用開始 ⑤プランお申し込みの翌々月末日までにRakuten Linkアプリから発信で10秒以上通話 |
| 進呈時期 | 利用開始から翌々月の末日3カ月間にわたり進呈 |
キャンペーン専用ページからの申し込みが必要なので、以下のボタンから申し込みましょう。
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auから楽天モバイルへ乗り換える前に確認する5つのこと
後悔のほとんどは、申し込み前の5分の確認で防げます。特にエリアと端末の対応可否は、乗り換えてから気づいても取り返しがつきにくい項目です。上から順に確認していきましょう。
- エリア::通信エリアマップと「住所や場所で調べる」で自宅・職場を確認する
- 端末:ご利用製品の対応確認ページで機種名を検索する
- SIMロック:2021年9月以前に発売された機種はMy auで解除する
- 残債:機種代の残りをどう処理するか決める
- 付帯サービス:auメール・キャリア決済・おサイフケータイの移行先を決める
機種代の残債は3パターンから選ぶ
auの機種代が残っていても乗り換えは問題なくできます。分割払いはau解約後も継続し、楽天モバイルの料金とは別にauから請求が届きます。支払い方法をau PAY カードの通信料合算にしていた場合は、解約に伴って請求方法の変更が必要になることがあります。
| 処理方法 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 分割のまま継続 | 月々の負担を変えたくない人 | 解約後もauからの請求が続く |
| 一括で精算 | 関係を清算しておきたい人 | 一時的な出費が大きい |
| スマホトクするプログラムで返却 | 端末を手放してよい人 | 端末の返却と査定が必要 |
判断のポイントは、返却で免除される残債の額と、auをあと数カ月継続した場合の月額(無制限なら割引前7,788円)を比べることです。返却の条件を満たす月まで待つほうが得に見えても、その間の通信費が上回るケースがあります。
編集部のコメント
My auで「残債はあと何回・いくら」を先に確認しておくと、この3択はすぐ決まります。あわせて、おサイフケータイのモバイルSuicaやiDの預け入れも忘れやすいポイントです。開通してから気づくと復旧に時間がかかるので、申し込みの前日までに済ませておきましょう。
auから楽天モバイルに乗り換えるタイミングは月末が有利
乗り換えは月末に開通させるのが最も無駄が少なくなります。auの月額料金は解約月に日割り計算されず1カ月分が満額請求される一方、楽天モバイルは初月から使った分だけの段階制になるためです。月初に乗り換えると、auの満額と楽天モバイルの1カ月分が重なります。
- 満額請求されるauの1カ月分を最後まで使い切れる
- 楽天モバイルの初月は残り数日分の通信量で済み、3GB以下なら1,078円
- 翌月から楽天モバイルの料金だけになる
逆算すると、物理SIMを選ぶ場合は20日〜22日ごろに申し込み、月末までに開通を終えるスケジュールが無理のない進め方です。eSIMなら当日開通できるため、月末の数日前に申し込んでも間に合います。
なお、開通月の楽天モバイル料金を抑えたいなら、切り替え後の数日はWi-Fi中心で使ってデータ量を3GB以内に収めるのが確実です。段階制なので、月をまたいだ翌月から通常の使い方に戻せば問題ありません。
auから楽天モバイルへの乗り換えで使えるキャンペーン
2026年8月時点で乗り換え時に使える特典のうち、金額が最も大きいのは専用ページ経由で申し込む三木谷キャンペーンの14,000ポイントです。端末をあわせて購入する場合は、iPhone・Androidそれぞれの割引キャンペーンと併用できるものがあります。
| キャンペーン | 特典(乗り換え) | 主な条件 |
|---|---|---|
| 三木谷キャンペーン | 14,000ポイント | 専用ページ経由で申し込み |
| 初めてお申し込みキャンペーン | 10,000ポイント | 要エントリー(新規は7,000ポイント) |
| 紹介キャンペーン | 最大13,000ポイント | 紹介経由での申し込み |
| iPhone 17e(256GB) | 1〜24回目が1円/月 | 楽天カード48回払い+乗り換え |
| iPhone 17など | 最大36,000円相当 | 一括または24回払い+乗り換え |
| 対象Android製品 | 最大40,000円値引き | 対象製品の購入+乗り換え |
三木谷キャンペーンで最大14,000ポイント還元
三木谷キャンペーンは、専用ページを経由して申し込むことでポイントが上乗せされる特典です。通常の申し込み窓口から入ると対象外になるため、申し込みを始める前にどのページから入るかを決めておく必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特典内容 | 乗り換え:14,000ポイント 新規契約:11,000ポイント |
| 適用条件 | キャンペーン専用ページから「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」に申し込み、利用を開始する |
| 必須の追加条件 | 申し込みの翌々月末日までにRakuten Linkアプリから発信して10秒以上通話する |
| 付与時期 | 利用開始の翌々月末日から3カ月にわたり分割で付与 |
見落としやすいのがRakuten Linkアプリからの10秒以上の通話です。この条件を満たさないとポイントが1つも付与されないため、開通した当日に自宅の固定電話や家族の番号へ試し電話をかけて済ませてしまうのが確実です。
編集部のコメント
開通したその日にRakuten Linkで10秒通話、とスマホのリマインダーに入れておくのがおすすめです。翌々月末まで猶予があると思って後回しにすると、忘れたまま期限を迎えてしまいます。動作確認の通話テストと兼ねてしまえば一度で済みますよ。
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auから楽天モバイルへの乗り換えに関するよくある質問
Q
楽天モバイルはauから撤退するのでしょうか?
A
楽天モバイルのサービスが終了するという話ではなく、au回線を借りる「ローミング」の契約が見直されるという内容です。楽天モバイルは2026年8月12日に、カバーに時間を要するエリアでは10月以降もローミングを継続し、自社でカバーできているエリアでは縮小していくと発表しています。
Q
auから楽天モバイルへの乗り換えに解約金はかかりますか?
A
原則かかりません。ただしauでは、2025年10月1日以降に新規契約した回線を1年以内に解約する場合に限り、1,100円の契約解除料が発生します。オンラインでのMNP手続きの手数料は無料です。
Q
楽天モバイルで使えなくなるauのサービスは何ですか?
A
auかんたん決済、auスマートバリュー、au PAY カードお支払い割、家族割プラスは回線の解約とともに対象外になります。Pontaポイント自体は残りますが、通信料に応じたポイント付与はなくなります。auメールのみ、月額330円の「auメール持ち運び」で継続できます。
Q
機種そのままで乗り換えると電話番号は変わりますか?
A
変わりません。MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を使えば、いま使っているau の電話番号をそのまま楽天モバイルへ引き継げます。申し込み時に「他社から電話番号そのまま乗り換え(MNP)」を選択してください。
Q
申し込んでから使えるようになるまで何日かかりますか?
A
eSIMなら最短即日、物理SIMは申し込みから2〜3日でSIMが届きます。MNP転入手続きは0:00〜21:20の受付分が当日中に完了し、21:21以降の手続きは翌日9:00以降の開通になります。
Q
契約後に「思っていたのと違った」場合はどうすればいいですか?
A
電気通信事業法にもとづく「初期契約解除制度」が使えます。楽天モバイルの場合、サービス提供を開始した日か「ご契約内容のご案内」を受領した日のいずれか遅い日を起算日として8日間、書面での申請により契約を解除できます。楽天モバイルは初期契約解除による手数料を請求しないと明記していますが、端末購入分はキャンセルできない場合があります。契約内容にトラブルがある場合は、消費者ホットライン「188」から最寄りの消費生活センターに相談できます。
まとめ
auから楽天モバイルへの乗り換えは、MNPワンストップで予約番号の取得が不要になり、eSIMなら最短即日で完了します。料金は無制限プラン同士で月4,510円・年54,120円下がり、家族3人でまとめて乗り換えれば年114,840円の差になります。
一方で、乗り換え前に確認しておくべき懸念も残ります。
- 無制限3,278円で月4,510円下がる
- Rakuten Linkで国内通話が無料になる
- 200GBを超えても速度制限がない
- 契約事務手数料が0円で初期費用がかからない
- パートナー回線頼りのエリアは体感が変わる可能性
- au側の割引が最大2,530円分外れる
- auメールの継続には月330円かかる
- iPhoneのキャリア決済が使えない
これらの懸念は、申し込み前の確認で大部分が解消できます。エリアは通信エリアマップと「住所や場所で調べる」で、端末は対応確認ページで、割引の影響は家族全員分の料金を並べて確かめれば、乗り換え後に想定外が起きる余地はほとんど残りません。
電波に不安がある場合も、契約事務手数料が0円のため初期費用をかけずに試せます。1年以内に解約する場合でも解約事務手数料は最大1,078円にとどまります。確認を済ませたら、ポイント還元が最も大きい専用ページから申し込みましょう。
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