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楽天モバイルとahamoは、月のデータ利用量が20GBを超えるかどうかで安いほうが変わります。20GB以下の月がある人と、逆に40GBを超える月がある人は楽天モバイル(月1,078〜3,278円)、毎月20GB超〜40GBに収まる人はahamo(増量中で40GB・月2,970円)が安く済みます。ただし電波は一長一短で、楽天モバイルは地下・田舎、ahamoは主要駅など都市部の混雑時に弱くなります。

選ぶべき側こんな人におすすめ月額
20GB以下で最安楽天モバイル月20GB以下で収まる月が多い人1,078〜2,178円
20〜40GBで最安ahamo20GBは超えるが40GB以内に収まる人2,970円
大容量で最安楽天モバイル月40GBを超える月がある人3,278円(無制限)
決めきれない人2回線を併用電波の不安を残したまま乗り換えたくない人4,048円
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。ahamoは40GB増量キャンペーン適用時。併用は楽天モバイル3GB以下+ahamoの合計。

ただし、料金だけで決めると失敗しかねません。「速度はどっちが速い?」「楽天モバイルの電波は大丈夫?」「ポイントはどっちが得?」の3つは、料金差を簡単にひっくり返す要素です。

なお、ahamoの40GBは2026年8月1日に始まった期間限定の増量によるもので、終了日は未定です。終了後は通常の30GBに戻ります。増量後の40GBではなく通常の30GBに収まるかどうかで判断しておけば、終了後に選び直す必要がありません。

目次

楽天モバイルとahamoはどっちがいい?月20GBと電波を使う場所で決まる

料金・電波・通話・ポイントを並べると、数のうえでは楽天モバイルが有利な項目のほうが多く、ahamoが上回るのは「20〜40GB帯の月額」「昼の通信速度」「海外データ量」に集中します。項目数で選ぶのではなく、自分に当てはまる項目がどちら側にあるかで決めるのが失敗しにくい選び方です。

実際に両サービスを使った人の満足度も、データ利用量で分かれます。楽天モバイル利用者145人・ahamo利用者198人への調査を突き合わせると、20〜30GBで安定して使う人はahamo、使う量が月によって振れる人や3GB以下の月がある人は楽天モバイルのほうが満足度が高い傾向でした。

月のデータ利用量楽天モバイルの満足率ahamoの満足率
3GB以下約66%約58%
3GB超〜20GB約58%約73〜78%
20GB超〜30GB約70%約73%
大容量(楽天50GB超/ahamo40GB超)約89%約64%
※「とても満足」「やや満足」の合計。つながるセレクト編集部調べ(楽天モバイル145件・2026年8月18〜26日/ahamo198件・2026年9月1日)。
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楽天モバイルは無制限の3,278円を使い切れる大容量帯で満足度が跳ね上がり、ahamoは20〜30GBの中容量帯で安定します。逆に楽天モバイルの3〜20GB帯(約58%)とahamoの3GB以下(約58%)で満足度が落ちるのは、いずれも「使い切れない容量に料金を払っている」状態が起きているためです。ここが料金の分岐点と重なります。

調査概要(本記事で使用した満足度データ)

料金以外も含めた項目ごとの結論は、次のとおりです。自分が重視する行だけ拾って、該当する章で詳しく確認してください。

比較項目楽天モバイルahamo有利な側
月額料金1,078〜3,278円(従量制)2,970円(一律)使い方による
データ容量無制限40GB(通常30GB)楽天モバイル
データ繰り越し無制限のため不要翌月へ繰り越し不可楽天モバイル
通信速度(昼/夜)昼△/夜◎昼◎/夜○時間帯による
電波の弱点地下・田舎都市部の混雑時生活圏による
通話定額アプリ利用で無制限無料5分以内無料楽天モバイル
海外データ毎月2GB(100以上の国と地域)30GB(91の国・地域)ahamo
家族割1回線110円引きなし(ドコモ割の回線数には計上)楽天モバイル
店頭サポート全国のショップで契約可契約手続きは不可(オンライン専用)楽天モバイル
契約名義12歳以下も可18歳以上の個人のみ楽天モバイル
ポイント特典楽天市場+4倍(追加費用0円)ポイ活+3〜10%(有料オプション)条件による
※2026年9月2日時点。ahamoは40GB増量キャンペーン適用時。海外・速度・電波の詳細は各章で解説。
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編集部のコメント

編集部のコメント

判断の前に、今の契約先のマイページで直近6か月のデータ使用量を見てみてください。見るのは平均ではなく「一番使った月」です。6か月のうち1回でも40GBを超えている月があれば楽天モバイル、全部30GB以内に収まっているならahamo、という分け方が一番シンプルですよ。

楽天モバイルとahamoを比較する前に確認する2つの条件

楽天モバイルとahamoには、料金以前に「そもそも選べるか」を分ける条件がそれぞれ1つずつあります。楽天モバイルは生活圏が楽天回線エリアに入っているか、ahamoは契約者が18歳以上で手続きをオンラインで完結できるかです。どちらも後から変えられないため、ここに引っかかる場合は料金差を計算する前に候補から外れます。

楽天モバイル:生活圏が楽天回線エリアに入っているか

楽天モバイルの使い勝手は、自宅・職場・通勤経路が楽天回線エリアに入っているかどうかで大きく変わります。楽天モバイルは2020年4月のサービス開始から長く700MHz帯(プラチナバンド)を持たず、屋内や地下で届きにくいという指摘が続いていました。

この構造的な弱点が解消され始めたのは、2024年6月27日にプラチナバンドの商用サービスが始まってからです。プラチナバンドは障害物を回り込みやすい低い周波数帯で、建物内や地下での届きやすさに直結します。ただし整備が全国一律で完了しているわけではないため、エリアの確認は住所単位で行ってください。

申し込み前に確認する3か所
  • 自宅
  • 職場や学校
  • 毎日通る駅や道路

確認は楽天モバイル公式の「通信・エリア」ページで、住所または郵便番号から4G・5Gの対応状況を調べられます。ahamoはドコモの4G/5Gネットワークをそのまま使うため、現在ドコモ回線で問題なく使えているなら、この条件はahamo側では発生しません。

ahamo:契約者が18歳以上で、オンラインで手続きできるか

ahamoの契約名義は、18歳以上の個人に限られます。中学生・高校生本人の名義では契約できず、親名義で契約して利用者に子どもを登録する形になります。楽天モバイルには12歳以下を対象とした最強こども割(3GBまで最大440円引き)があり、子ども名義での契約も可能です。

もう1つが手続き窓口です。ahamoは申し込みから契約後のサポートまでオンラインで受け付けるプランで、提供条件書には次のように明記されています。

ahamo契約中はドコモショップ等の実店舗やドコモインフォメーションセンターではお手続きいただくことはできず、ahamoのHP・専用アプリからのお手続きとなります。

出典:NTTドコモ 提供条件書「料金プラン(ahamo)」

店頭で受けられるのは申し込みや初期設定の有償サポートで、プラン変更・住所変更といった契約手続き自体は対象外です。楽天モバイルは全国のショップで来店予約に対応しており、チャット窓口も9:00〜23:00(最終受付22:30)で受け付けています。手続きを対面で相談したい人にとっては、この一点だけでahamoが候補から外れることもあります。

実際、ahamo利用者198人への調査でも、「店頭で相談できないことで困った経験がある」と答えた人が42人(約21%)いました。手続きに不慣れな家族の回線を用意する場合など、対面での案内が前提になるケースでは、この差が効いてきます。

加えて、ahamoは契約時に以下4つの登録が必須です。いずれもahamo利用中は廃止できません。

  • dアカウント
  • dポイントクラブ
  • オンライン発行dポイントカード番号
  • eビリング(請求書は原則発行されない)

料金を比較|楽天モバイルとahamoはデータ量で安いほうが変わる

料金で見ると、楽天モバイルが安いのは20GB以下と、ahamoの上限を超える範囲、ahamoが安いのは20GB超〜上限(増量中で40GB)の範囲だけです。ただしahamoが安いこの範囲でも差は月308円にとどまり、家族割を適用すると月198円まで縮まります。データ量ごとに、実際の差額がいくらになるかを確認してください。

月のデータ利用量楽天モバイルahamo安い側と月額差
〜3GB1,078円2,970円楽天モバイル(1,892円)
3GB超〜20GB2,178円2,970円楽天モバイル(792円)
20GB超〜40GB3,278円2,970円ahamo(308円)
40GB超〜120GB3,278円4,950円楽天モバイル(1,672円)
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。楽天モバイルは最強家族割の適用なし。最終行のahamoは大盛りオプション込み。出典:楽天モバイルahamo提供条件書
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逆転が起きる理由は、料金の決まり方が正反対だからです。楽天モバイルは20GBを1GBでも超えた時点で上限の3,278円まで上がるのに対し、ahamoは40GBまで2,970円のまま動きません。20GB超〜40GBの帯では差が月308円(年3,696円)まで縮まるため、料金だけを理由に楽天モバイルへ移るメリットはほとんどありません。

〜3GB:楽天モバイルが月1,892円安い

月3GB以下で収まる使い方では、楽天モバイルが1,078円、ahamoが2,970円で、差は月1,892円(年22,704円)です。ahamoには30GB未満の料金設定がないため、3GBしか使わない月でも2,970円が請求されます。

ahamo利用者198人への調査でも、3GB以下しか使わない層は満足度が約58%まで下がり、全体(約74%)を下回りました。使わない月も2,970円が固定でかかることへの不満が背景にあり、実際に「割高に感じる(使わない月も同額のため)」を不満点に挙げた人は60人(約30%)にのぼります。

この帯では、楽天モバイルの割引プログラムを重ねると差がさらに開きます。年齢・家族構成による割引はいずれも申し込みまたはエントリーが必要で、自動では適用されません。

割引プログラム対象3GBまでの月額
割引なし全員1,078円
最強家族割家族・親戚・同居者(回線数の条件なし)968円
最強家族割+最強こども割12歳以下(13歳の誕生月前月まで)528円
最強家族割+最強青春割13〜22歳(23歳の誕生月前月まで)858円
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。いずれも要申し込み。出典:楽天モバイル「最強こども割」

ahamoには家族割にあたる割引がありません。ただしahamo回線は「みんなドコモ割」の回線数カウント対象で、家族にドコモ MAXなどの契約者が残る場合、自分がahamoに移っても家族側の割引額は下がりません。この点は、家族全員で楽天モバイルへ移らない限り差が出ます。

3GB超〜20GB:楽天モバイルが月792円安い

月3GB超〜20GBの帯では、楽天モバイルが2,178円、ahamoが2,970円で、差は月792円(年9,504円)です。この帯で効いてくるのは、ahamoの2,970円が「40GB分の料金」であり、使い切らなくても金額が変わらないことです。

実際に使った量で1GBあたりの単価を計算すると、差の性質がわかります。

実際に使った量楽天モバイルの1GB単価ahamoの1GB単価
10GB217.8円297.0円
20GB108.9円148.5円
30GB109.3円99.0円
40GB82.0円74.3円
※月額(税込)÷実際に使ったデータ量で算出・2026年9月2日時点。楽天モバイルは20GB超で3,278円、ahamoは40GBまで2,970円。

ahamoの単価が楽天モバイルを下回るのは30GBを使ったあたりからです。裏を返すと、月20GB前後で止まる使い方をしている限り、ahamoは使わない容量に対して払い続けることになります。データ量が月によって10GBから30GBまで振れる人は、その月の実績で料金が決まる楽天モバイルのほうが請求額を抑えやすくなります。

20GBを超えるとahamoが月308円安くなる

20GB超〜40GBの帯だけは、ahamoの2,970円が楽天モバイルの3,278円を月308円(年3,696円)下回ります。楽天モバイルは20GBを1GBでも超えた時点で上限の3,278円まで上がるのに対し、ahamoは40GBまで金額が動かないためです。この帯はahamo利用者の満足度も約73%と安定しています。

ただし、この308円という差は条件次第で簡単に消えます。楽天モバイルの最強家族割(110円引き)を適用すると3,168円になり、差は月198円(年2,376円)まで縮まります。

条件楽天モバイルahamoとの差
割引なし3,278円月308円 ahamoが安い
最強家族割あり3,168円月198円 ahamoが安い
最強家族割+最強青春割3,058円月88円 ahamoが安い
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。ahamoは2,970円(40GB増量キャンペーン適用時)。

もう1つ、この帯を判断するうえで外せないのが増量の扱いです。ahamoの40GBは2026年8月1日に始まった期間限定のキャンペーンによるもので、終了日は未定、終了後は通常の30GBに戻ります。30GB超〜40GBを常用する前提でahamoを選ぶと、終了時に1GB追加オプション(1GBあたり550円)か大盛りオプション(月1,980円)が必要になります。

キャンペーン期間中、対象プランをご契約中のお客さまに自動で増量が適用され、キャンペーン終了後は、通常のご利用可能データ量に戻ります。

出典:NTTドコモ「ahamo」「ドコモ mini」向け「データ増量おためしキャンペーン」の実施について
増量が終わった場合の月額(35GB利用時)
  • ahamo(30GB+1GB追加オプション×5):2,970円+2,750円=5,720円
  • ahamo(大盛りオプション/110GB):4,950円
  • 楽天モバイル(無制限):3,278円

たとえば毎月35GBを使う人は、いまはahamoが月308円安く済みます。ところが増量が終わると楽天モバイルのほうが月1,672円安くなります。35GBを使うにはahamo側で大盛りオプションを付けた月4,950円が必要になり、楽天モバイルの3,278円を上回るためです。

35GB利用時はahamoの40GB増量中なら月308円安いが、終了後は楽天モバイルが月1,672円安くなる

つまり、増量後の40GBではなく通常の30GBに収まるかどうかで判断しておけば、キャンペーンが終わっても乗り換え直す必要がありません。

ahamoの上限を超える月は楽天モバイルが月1,672円安い

ahamoの上限(増量中で40GB、通常は30GB)を超える使い方では、楽天モバイルが3,278円より上がらないのに対し、ahamoは大盛りオプション込みで4,950円になり、差は月1,672円(年20,064円)です。楽天モバイルは容量の上限がなく、超過による速度制限も設定されていません。

ahamo側で上限を超えた場合の選択肢は2つで、いずれも楽天モバイルの3,278円を上回ります。

月のデータ量ahamoの月額楽天モバイルとの差
45GB(1GB追加×5)5,720円月2,442円 楽天モバイルが安い
60GB(大盛り)4,950円月1,672円 楽天モバイルが安い
120GB(大盛り上限)4,950円月1,672円 楽天モバイルが安い
120GB超4,950円(最大1Mbpsに制限)楽天モバイルは制限なし
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。楽天モバイルは3,278円(割引なし)。出典:ahamo提供条件書

楽天モバイルの大容量帯は満足度も高く、月50GB以上使う利用者は18人中16人(約89%)が満足と回答しています。ただし「無制限」は容量の上限がないという意味で、通信環境によらず常に高速という意味ではありません。公式には混雑時などに速度制御をする場合があると明記されています。

また、ahamoは余ったデータを翌月に繰り越せません。これは増量分を含めて同じ扱いで、ahamo利用者の自由記述でも「余ったギガを繰り越せない」点を不満に挙げる声が目立ちました。使う月と使わない月の差が大きい人ほど、繰り越せない固定容量より、その月の実績で決まる楽天モバイルのほうが無駄が出にくいことになります。

電波はどっちも一長一短|楽天モバイルは地下・田舎、ahamoは都市部の混雑時に弱い

電波は「どちらが上」と一言で言えるものではなく、弱くなる場所が正反対です。楽天モバイルは地下・建物の奥・田舎、ahamoは主要駅など都市部の混雑時に遅くなります。利用者343人への調査でも、楽天モバイルは地下鉄・大型商業施設・郊外で、ahamoは人混みで、それぞれ繋がりにくさが報告されました。自分が長く過ごす場所がどちらの弱点に当たるかで選ぶのが、失敗しにくい判断です。

楽天モバイル:地下鉄・大型商業施設・田舎で弱くなる

楽天モバイル利用者145人のうち、電波が届かない場所があると答えたのは108人(約74%)でした。ただし内訳を見ると、困る場所は限られています。上位は地下鉄・地下街、大型商業施設、田舎(郊外・山間部)で、自宅の屋内は26人(約18%)と最も低い水準です。困るのは移動中と大きな建物の中であり、生活の拠点では困っていない人が大半でした。

繋がりにくいと感じる場所人数割合
地下鉄・地下街88人約61%
大型商業施設・デパートの中72人約50%
郊外・山間部68人約47%
高速道路や電車での移動中46人約32%
自宅の屋内26人約18%
※つながるセレクト編集部調べ(2026年8月18日〜8月26日・有効回答145件・複数選択)。

電波が建物や地面を回り込む力は周波数が低いほど強く、楽天モバイルが長く主力としてきた1.7GHz帯は、大手3社が古くから持つ700〜900MHz帯より不利です。地下街やビルの中央部に不満が集中するのは、この特性が背景にあります。田舎では、自社回線が届かない場所で圏外になりやすいという声が中心でした。

僕の住んでいる場所では街中は通常どおり繋がるのですが、山間部に行ったとたんに電波が入らず圏外になり、使えなくなることがたびたびありました。

つながるセレクト編集部調べ(楽天モバイル利用者・30代・男性・和歌山県・2024年6月以前契約)

ただし、電波の弱さがそのまま乗り換えの失敗になるとは限りません。電波を不満に挙げた108人のうち68人(約63%)が、総合評価では満足と回答しています。不満を認識したうえで、料金の安さと引き換えに受け入れているのが実態です。

ahamo:主要駅など都市部の混雑時に遅くなる

ahamoはドコモの4G/5Gネットワークをそのまま使うため、地下や田舎での繋がりやすさは楽天モバイルより安定します。ahamo利用者198人への調査でも、満足している点として「ドコモ回線の安心感」を74人(約37%)が、「電波がどこでも繋がる」を40人(約20%)が挙げました。

一方で、ahamoにも弱点があります。主要駅や繁華街、満員電車といった都市部の混雑時に、通信速度が落ちる(いわゆるパケ詰まり)という声です。ドコモ回線は契約者が多く、人が集中する場所・時間帯では帯域が混み合いやすいためで、198人の自由記述でも混雑や人混みで遅くなる点に言及した人が14人いました。

通勤、退勤時など満員電車や人混みが激しいところとか地下などに行くと通信が遅くなりまともに機能しなくなる時が多々あるので、そこをどうにか改善してほしい。

つながるセレクト編集部調べ(ahamo利用者・20代・男性・東京都)

つまり、「ahamo(ドコモ回線)だから、どこでも必ず速い」とは言い切れません。地下や田舎の圏外を避けたいなら楽天モバイルよりahamo、都市部の混雑時の速度低下を避けたいなら状況によっては楽天モバイルという、場所ごとの向き不向きがあります。この点は通信速度の実測値でもはっきり出ます。

楽天モバイルの改善状況とローミング縮小

楽天モバイルの電波は、2024年6月27日に700MHz帯(プラチナバンド)の商用サービスが始まってから改善が進んでいます。プラチナバンドは障害物を回り込みやすく、建物内や地下での届きやすさに直結します。ただし整備は全国一律ではなく、恩恵を受けるには端末がこの周波数(Band 28)に対応している必要があります。

実際の体感でも、全員が改善したわけではありません。1年以上使っている115人に契約当初との変化を聞くと、改善45人(約39%)、変わらない61人(約53%)、悪化9人(約8%)でした。2024年6月以前から使っている75人に限ると、改善は約44%に上がります。悪化は1割未満で、契約時期が古い人ほど改善を実感している傾向です。

もう1つ、田舎での利用を考える人が押さえておきたいのがローミングの扱いです。楽天モバイルは自社回線が届かない地域でKDDIから借りたau回線に切り替わりますが、この範囲について2026年8月12日に次のように発表しています。

楽天モバイルがカバーに時間を要するエリアに関しては、ローミングは10月以降も継続します。一方、楽天モバイルが十分カバーできているエリアはローミングを縮小していきます。

引用:ローミングに関して|楽天モバイル株式会社(2026年8月12日)

縮小の対象は「自社回線で十分カバーできている」と判断された地域で、いま自社回線が弱くてローミングに頼っている地域が急に圏外になるという話ではありません。とはいえ判定は楽天モバイル側の基準によるため、田舎を主な生活圏にする人は、契約前にエリアマップで自社回線の対応状況まで確認しておくのが確実です。

楽天モバイルとahamoの評判は自分の生活圏で確かめる

電波は場所によって結論が正反対になるため、他人の評判をそのまま当てはめられません。通勤で地下鉄を使うなら都市部でも楽天モバイルの不満が出やすく、車移動が中心の田舎ではahamoの安定感が効きます。逆に、都市部の駅や繁華街で日中を過ごすなら、ahamoの混雑時の速度低下が体感に出ることがあります。

契約前に確認する3か所
  • 自宅・職場・通勤経路を、楽天モバイル公式のエリアマップで住所単位で確認する
  • よく使う地下鉄・大型商業施設が対応エリアかもあわせて見る
  • 手持ちの端末が700MHz帯(Band 28)に対応しているか調べる

確認は楽天モバイル公式の「通信・エリア」ページで行えます。ahamoはドコモのエリアをそのまま使うため、現在ドコモ回線で不便がなければ、地下・田舎の品質は基本的に変わりません。

編集部のコメント

編集部のコメント

評判を見るときは、その人の生活圏が自分と似ているかを先に確認してください。「地下鉄で圏外」という楽天モバイルの声は地下鉄に乗らない人にはほぼ無関係ですし、「都心の駅で遅い」というahamoの声も、都心に行かない人には関係ありません。場所の条件が違えば、同じサービスでも結論が変わりますよ。

通信速度を比較|楽天モバイルとahamoは時間帯で速いほうが変わる

実測値で見ると、混雑する昼と朝・夕方はahamo、夜と深夜、そして上り(アップロード)は楽天モバイルが上回ります。平均の下り速度だけを見ればahamoが速いものの、時間帯ごとに速いほうが入れ替わるため、自分がスマホを最も使う時間帯で判断するほうが失敗しにくくなります。

時間帯楽天モバイルahamo速いほう
朝(5〜8時台)◎ 110.35Mbps◎ 135.63Mbpsahamo
昼(12時台)○ 50.84Mbps○ 79.50Mbpsahamo
夕方(16〜18時台)○ 64.81Mbps○ 90.94Mbpsahamo
夜(20〜22時台)○ 79.09Mbps○ 76.92Mbps楽天モバイル
深夜(0〜4時台)◎ 193.52Mbps◎ 125.32Mbps楽天モバイル
みんなのネット回線速度・2026年9月2日時点の直近3か月平均(楽天モバイル9,977件/ahamo1,869件)。下りは100Mbps以上=◎、50〜100Mbps=○。
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昼の混雑時間帯はahamoが約1.6倍速い

昼12時台の下り平均は、ahamoが79.50Mbps、楽天モバイルが50.84Mbpsで、ahamoが約1.6倍です。両社ともこの時間帯が1日で最も遅くなりますが、落ち込み幅には違いがあります。楽天モバイルは深夜の193.52Mbpsから昼に約74%落ちるのに対し、ahamoは125.32Mbpsから約37%の低下にとどまります。

ただし、50.84Mbpsという数値そのものは低い水準ではありません。一般的な動画視聴に必要とされる速度は数Mbps〜十数Mbps程度とされており、50Mbps台は高画質の動画視聴やビデオ会議に十分な帯域です。「昼に遅くなる」ことと「昼に使い物にならない」ことは別で、平常時の両社の差は快適さの度合いの差にとどまります。

注意したいのは、この平均が平常時の数値であることです。ahamoは主要駅や繁華街など人が集中する場所では、この平均より大きく速度が落ちることがあります。昼の平均が速いことと、混雑スポットで速いことは別に考えてください。

夜と上りは楽天モバイルが上回る

夜20〜22時台では、楽天モバイルの79.09Mbpsがahamoの76.92Mbpsをわずかに上回ります。帰宅後に動画やゲームを使う時間帯であり、平日にスマホを最も長く使う人が多い時間帯でもあります。差は小さいものの、夜が中心の使い方なら楽天モバイルが不利にはなりません。

差がはっきり出るのは上り(アップロード)速度です。楽天モバイルの26.15Mbpsに対しahamoは12.27Mbpsで、楽天モバイルが約2.1倍です。上り速度は写真や動画の投稿、クラウドへのバックアップ、ビデオ通話の映像送信に効く指標で、SNSに動画をよく上げる人ほど体感差が出ます。

上り速度が効く場面有利な側
SNSへの動画・写真の投稿楽天モバイル
クラウドへの写真の自動バックアップ楽天モバイル
ビデオ会議での映像送信楽天モバイル
動画視聴・Webページの表示(下り側)昼・朝・夕はahamo/夜・深夜は楽天モバイル
みんなのネット回線速度・2026年9月2日時点の直近3か月平均に基づく。上りの平均は楽天モバイル26.15Mbps、ahamo12.27Mbps。

応答速度を示すPing値は、ahamoの46.02msが楽天モバイルの50.05msをわずかに下回り、ahamoが有利です。ただし差は約4msで、対戦ゲームの体感を大きく左右する水準ではありません。

平均値ではなく自分の生活圏の実測値で判断する

全国平均の数値には、母数の偏りという前提があります。直近3か月に計測された件数は、楽天モバイルが9,977件、ahamoは1,869件と約5分の1です。数Mbps単位の差を根拠に優劣を断定できる規模ではありません。

この通信速度レポートは必ずしも実効速度を保証するものではありません。通信環境により結果が異なる場合がありますので、参考としてご活用ください。

出典:みんなのネット回線速度

楽天モバイル利用者145人への調査でも、速度低下を感じる時間帯として最も多かったのは「特にない」で63人(約43%)、次いで昼が47人(約32%)でした。速度低下を体感していない人が4割を超えており、実測の平均値と合わせて見ると、日常的な用途では両社とも大きく困る水準ではないことがわかります。

みんなのネット回線速度には都道府県別のページがあり、自分の県での両社の平均値を比較できます。全国平均では負けている側が地域によっては上回ることもあるため、判断は「全国平均」ではなく「自分の県・市区町村の数値」で行うほうが実態に近づきます。

楽天モバイルとahamoの通話料は使い方で年13,200円の差になる

通話料で差がつくのは、1回5分を超える通話が月に25分以上ある人です。ahamoは5分以内なら無料ですが、それを超えると30秒22円がかかり、無制限にするには月1,100円のかけ放題オプションが必要になります。楽天モバイルはRakuten Linkアプリを使えば時間制限なしで無料のため、その分がまるごと年13,200円の差になります。逆に、5分超の通話がほとんどない人にとっては、この章の差は0円です。

項目楽天モバイルahamo有利な側
標準で無料になる通話◎ 時間・回数の制限なし○ 1回5分以内楽天モバイル
超過時の通話料30秒22円(標準アプリ利用時)30秒22円同等
かけ放題オプション1,100円(15分まで)1,100円(無制限)ahamo
通話を無制限にする月額◎ 追加0円△ 4,070円(2,970円+1,100円)楽天モバイル
専用アプリの要否△ Rakuten Linkが必要◎ 標準の電話アプリでよいahamo
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。記号は◎=優れている/○=標準的/△=条件付き。かけ放題の内容ではahamoが無制限で有利だが、楽天モバイルは追加費用なしで無制限のため通話全体では楽天モバイルが有利。
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5分超の通話が月25分を超えるかが分岐点

ahamoで通話料とかけ放題オプションのどちらが得かは、5分の無料枠を超えた通話時間が月25分で入れ替わります。30秒22円は1分あたり44円のため、25分で1,100円に達し、かけ放題オプションと同額になる計算です。

5分を超えた通話時間(月合計)ahamoの負担楽天モバイルの負担
0分(5分以内の通話のみ)0円0円
10分440円0円
25分1,100円(かけ放題と同額)0円
60分以上1,100円(かけ放題を付けた場合)0円
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。通話料は30秒22円で算出。楽天モバイルはRakuten Linkアプリからの発信を前提。
ahamoは5分を超えた通話が月25分で1,100円に達する一方、Rakuten Linkは追加0円のままになる

この分岐に当てはまる人は少なくありません。ahamo利用者198人への調査でも、5分を超える通話が月1回以上ある人が71人(約36%)おり、実際に「5分を超える通話で料金がかさんだ」を不満点に挙げた人が23人(約12%)いました。仕事の折り返しや家族との長電話が多い人ほど、この差が積み上がります。

ここで押さえておきたいのは、この差が料金プランの差を打ち消す規模になることです。ahamoでかけ放題を付けると月4,070円になり、20GB超〜40GB帯で有利だったはずの308円差は消えて、楽天モバイル(3,278円)のほうが月792円安くなります。年間では9,504円の差です。

逆に、5分を超える通話がほとんどない人にとっては、通話は判断材料から外して料金と速度で決めて構いません。仕事の電話をスマホでしない、家族との連絡はLINEの通話で済ませている、という使い方なら、この章の差は生じないためです。

Rakuten Linkで無料にならないケース

楽天モバイルの無料通話には、アプリと番号の2つの条件があります。Rakuten Linkは追加料金も申し込みも不要の無料アプリですが、このアプリを使わずにOS標準の電話アプリから発信すると、30秒22円の通話料がかかります。着信履歴からそのまま折り返すと標準アプリでの発信になるため、通話料が発生しやすいのはこの場面です。

もう1つが、両社ともに無料通話の対象外となる番号です。

対象外となる主な発信先番号
ナビダイヤル(統一番号用電話番号)0570から始まる番号
他社接続サービス0180から始まる番号
消費者ホットライン188
番号案内(ahamoのみ対象外)104
国際電話・海外での通話両社とも別料金
※2026年9月2日時点。対象外番号への発信は30秒22円(税込)。出典:楽天モバイルahamo提供条件書

0570から始まるナビダイヤルは、金融機関や保険会社、自治体の問い合わせ窓口で広く使われています。この種の電話をかける機会が多い人は、どちらを選んでも通話料が発生するため、無料通話の条件だけで判断しないほうが安全です。

また、Rakuten Linkはデータ通信を使って通話する仕組みのため、電波が弱い場所や混雑時には音声品質が落ちることがあります。楽天モバイル利用者145人への調査では、Rakuten Linkの通話品質に満足が82人(約56%)、不満が27人(約19%)で、評価が割れました。仕事で切れては困る通話が多い人は、重要な通話だけ標準アプリを使う運用にしておくと安定します。

ポイントを比較|楽天モバイルが有利、ahamoポイ活が上回る条件

ポイントで選ぶなら、追加費用0円で月2,000ポイントまで受け取れる楽天モバイルが基本的に有利です。ahamoのポイ活オプションは月間上限が4,000ポイントと楽天モバイルの2倍ですが、利用には実質月4,180円の追加費用がかかるため、上限まで取り切っても差し引きで楽天モバイルを下回る場合があります。両社の上限と、費用を回収できるラインを順に確認します。

楽天モバイル:上限2,000ポイント、追加費用は0円

楽天モバイルの契約者は、楽天市場での買い物がSPU(スーパーポイントアッププログラム)で+4倍になります。オプション料金は不要で、契約しているだけで対象です。ahamo利用者198人への調査でも、満足している点として「dポイントが貯まる・使える」を51人(約26%)が挙げていますが、楽天モバイル利用者145人では「楽天ポイントが貯まる・使える」を90人(約62%)が挙げており、ポイントを実感している割合には差があります。ただし、SPUには条件が3つあります。

SPU+4倍で見落としやすい3つの条件
  • 2025年2月1日からエントリーが必須。エントリーしないとポイントは1つも増えない
  • 月間の獲得上限は2,000ポイント(税抜5万円の買い物で到達)
  • 2025年10月1日から、楽天ふるさと納税での寄付は原則ポイント付与の対象外

上限が2,000ポイントということは、楽天市場での買い物が月5万円(税抜)あたりでこの特典は上限に達します。逆に言えば、月5万円前後まで買い物をする人が最も効率よく取り切れる設計です。

もう1つ、以前と変わった点があります。総務省の告示改正にともない、2025年10月1日から楽天ふるさと納税の寄付にはポイントが付かなくなりました。以前は寄付額も楽天市場での買い物としてSPUの対象になり、月2,000ポイントの枠に算入できましたが、現在は算入できません(楽天カードで支払った場合の、カード決済分のポイントは引き続き付きます)。ふるさと納税の寄付額を当てにしてポイントの見込みを立てていた人は、寄付分を除いて計算し直してください

ポイント以外にも、楽天モバイルの契約者には追加費用なしで使える特典があります。いずれも申し込み時点の契約に付随するもので、オプション料金はかかりません。

特典内容
楽天銀行の円普通預金金利最大 年0.66%(税引後 年0.525%)
楽天ドライブ50GBまで無料
楽天マガジン1か月ごとに3冊無料
楽天ミュージック30日ごとに10時間無料
※2026年9月2日時点。金利はエントリーなど条件あり。出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン」

ahamo:上限4,000ポイント、実質月4,180円の追加費用が必要

ahamoのポイ活オプションは月2,200円で、dカードやd払いの決済に対して通常のdポイントに上乗せ還元が付きます。ここで重要なのは、ポイ活オプションは大盛りオプション(月1,980円)を契約している人しか申し込めない点です。大盛りが不要な人にとっては、実質的に月4,180円の追加費用になります。

還元率はdカードの券種で変わります。2024年12月から実施されていた10%還元キャンペーンは2026年4月30日で終了し、現在は券種別の通常還元率です。

保有カード上乗せ還元率2,200円を回収する決済額4,180円を回収する決済額
dカード+3%月73,400円月139,400円
dカード GOLD/GOLD U+5%月44,000円月83,600円
dカード PLATINUM+10%月22,000円月41,800円
※2026年9月2日時点。オプション料金÷還元率で算出。4,180円はポイ活2,200円+大盛り1,980円の合計。PLATINUMの+10%は条件あり。
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大盛りの大容量を実際に使う人であれば、1,980円はもともと必要な費用なので、回収すべきは2,200円分です。一方で大盛りを使わない人は4,180円を回収する必要があり、dカード GOLDでも月83,600円の決済が前提になります。

受け取り条件にも制約があります。付与されるのは期間・用途限定のdポイントで、有効期限は進呈日から93日です。オプション料金は日割りにならず、月途中に申し込んでも解約しても満額かかります。また、携帯電話料金・年会費・各種手数料・電子マネーへのチャージは還元の対象外です。なお、ポイ活オプションの進呈条件は2026年12月利用分から一部改定が予定されています(ポイント種別・還元率の変更はなし)。契約前に公式で最新の条件を確認してください。

差し引きで比べるとどちらがお得?

上限まで取り切った状態で費用を差し引くと、ahamoのポイ活オプションが楽天モバイルを上回るのは、大盛りの容量も実際に使い切る場合に限られます。獲得ポイントの上限だけを比べると2倍に見えますが、費用を引くと結果が変わります。

条件月間の上限かかる費用差し引き
楽天モバイル(SPU+4倍)2,000ポイント0円+2,000ポイント
ahamo(大盛りも使う人)4,000ポイント2,200円+1,800ポイント相当
ahamo(大盛りが不要な人)4,000ポイント4,180円−180円相当
※2026年9月2日時点。1ポイント=1円相当として計算。いずれも月間の獲得上限に到達した場合の数値。
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上限に到達した状態でも、大盛りを使わない人は差し引きでマイナス180円になります。大盛りを使う人でも+1,800ポイント相当にとどまり、追加費用0円で2,000ポイントを取れる楽天モバイルを上回りません。ahamoのポイ活が有利になるのは、上限まで届く決済額があり、かつ大盛りの容量を使い切る人という限られた条件です。

編集部のコメント

編集部のコメント

ポイントで迷ったら、まず先月のクレカ明細とネット通販の合計額を見てみてください。楽天市場が月5万円前後ならSPUを取り切れますし、dカード・d払いの決済が月4万円台までならポイ活オプションは元が取れません。使っていない側の「もし集約したら」で計算すると、たいてい過大に見積もることになりますよ。

楽天モバイルとahamo、それぞれが向いている人・後悔しやすい人

ここまでの数値をまとめると、楽天モバイルは「月によって使う量が変わる人」と「通話が多い人」、ahamoは「毎月20〜30GBを安定して使う人」と「電波品質を一切変えたくない人」に向きます。料金・速度・通話・ポイントのどれを優先するかではなく、自分の使い方がどちらの前提に当てはまるかで選んでください。乗り換えて後悔しやすいのは、この前提を外したときです。

楽天モバイルが向いている人・後悔しやすい人

楽天モバイルの強みは、月ごとの請求額が実際の使用量に連動することと、通話料が追加費用なしで無制限になることの2点に集約されます。この2つが効くのは、次の5つに当てはまる人です。

楽天モバイルが向いている人
  • 在宅の月と外出の月で使用量が変わり、3GB以下に収まる月がある人
  • 月40GBを超える月があり、上限3,278円で止めたい人
  • 5分を超える通話が月25分以上あり、通話料を気にしたくない人
  • 楽天市場で月5万円前後の買い物をする人
  • 12歳以下の子ども名義で契約したい人、または店頭で相談しながら手続きしたい人

特に効果が大きいのは、使用量に振れ幅がある人です。Rakuten最強プランは手続きなしで1,078円・2,178円・3,278円に切り替わるため、20GB使った月と3GB以下だった月で請求額が最大2,200円変わります。年間を通じて3GB以下の月が4回あるだけで、ahamoとの差は年8,000円以上に広がります。

一方で、次に当てはまる人は後悔しやすい傾向があります。楽天モバイル利用者145人への調査で、解約した人の理由を見ると電波・通信品質が最も多く、料金を理由に離れる人は多くありませんでした。許容できる範囲を超えると解約に至るのも電波です。

楽天モバイルで後悔しやすい人
  • 自宅や職場に地下・建物の奥が多く、電波の安定を最優先したい人
  • 合わなければ数か月で戻る前提の人(1年以内の解約で最大1,078円)
  • iPhoneでキャリア決済を日常的に使っている人(iPhoneは対象外)

大型商業施設内で電波が届きにくいことがしばしばある。安いので許容範囲内ですが、同額程度で他に繋がりやすい会社があれば乗り換えを検討するかもしれません。

つながるセレクト編集部調べ(楽天モバイル利用者・30代・女性・兵庫県・2024年6月以前契約)

楽天モバイルのキャリア決済は楽天回線対応のAndroid製品のみが対象で、iPhoneでは利用できません。楽天市場のポイントアップ「楽天モバイルキャリア決済+2倍」もAndroid限定のため、iPhoneユーザーはこの2倍分を積み上げられない点も押さえておいてください。

ahamoが向いている人・後悔しやすい人

ahamoの強みは、ドコモの4G/5Gネットワークをそのまま使いながら月額を2,970円に固定できる点にあります。ahamo利用者198人への調査でも、前に使っていたキャリアはドコモからのプラン変更が61%で最も多く、電波品質を変えずに料金だけを下げたい人に選ばれています。次の5つに当てはまる人に向きます。

ahamoが向いている人
  • 毎月20〜30GBを安定して使い、請求額を固定しておきたい人
  • 現在ドコモ回線を使っていて、電波品質を一切変えたくない人
  • 昼休みにスマホを長く使い、混雑時間帯の速度を落としたくない人
  • 家族がドコモに残り、みんなドコモ割の回線数を減らしたくない人
  • 年に数回、短期間の海外渡航があり、現地でも普段どおり使いたい人

毎月20〜30GBで安定して使う人は、ahamo利用者の中でも満足度が約73%と高めでした。請求額が2,970円で固定される安心感が効く帯です。

見落とされやすいのが4つ目の家族割の扱いです。ahamo自体は各種割引の対象外ですが、ahamo回線は「みんなドコモ割」の回線数カウント対象として残ります。みんなドコモ割は回線数が多いほど割引が大きくなる仕組みのため、家族3回線のうち自分だけがahamoに移っても残る家族の割引は下がりませんが、楽天モバイルに移ると回線数が減り、残る家族の割引額が下がる場合があります。

もう1つ、以前のahamoの弱点が解消されている点も判断材料になります。留守番電話とキャッチホンは長らく利用できませんでしたが、2026年2月25日から両方ともオプションとして提供が始まりました。出られなかった電話の伝言を受け取ることも、通話中の着信に対応することもできます。

一方で、次に当てはまる人は後悔しやすい傾向があります。ahamo利用者198人のうち解約した58人では、「使わない月も2,970円で割高に感じる」が最も多い理由でした。自宅にWi-Fiがあって30GBを使い切らない人が、定額をもったいなく感じるケースです。

基本料金は安いですが、あまりデータを使わない月でも定額なので、使った分だけ支払える段階制のプランがあったらもっと良かったです。自分の現在のデータ使用量に対して、少し割高に感じました。

つながるセレクト編集部調べ(ahamo解約者・40代・女性・兵庫県)
ahamoで後悔しやすい人
  • 増量分を含む35GB前後を常用する人(増量終了後に月2,750円の追加が必要)
  • 3GB以下しか使わない月が多い人(使わない月も2,970円で割高になりやすい)
  • 手続きを店頭で相談したい人、または中学生・高校生本人の名義で契約したい人

現在の40GBは期間限定のキャンペーンによるもので、終了後は30GBに戻ります。35GBを常用する人は、終了時点で1GB追加オプション5回分の2,750円が上乗せされ、月5,720円になります。増量後ではなく通常の30GBを基準に判断しておけば、この上振れを避けられます。

楽天モバイル・ahamoの乗り換えキャンペーンと受け取り条件

還元額だけを見ればahamoの20,000ポイントが楽天モバイルの14,000ポイントを6,000ポイント上回ります。ただし両社とも現金ではなくポイントの分割進呈で、受け取りきるには5か月または3か月の継続が必要です。金額よりも「条件を満たし続けられるか」で比べたうえで、ポイントを含めた総額で確認してください。

楽天モバイル:三木谷キャンペーンで14,000ポイント

三木谷キャンペーン(正式名称:楽天・三木谷浩史の特別なお客様キャンペーン)は、専用リンクから申し込むことでポイントが還元される施策です。他社からの乗り換えで14,000ポイント、新規契約と旧ドコモ回線・au回線からのプラン移行で11,000ポイントが進呈されます。

項目内容
特典乗り換え14,000ポイント/新規・プラン移行11,000ポイント
進呈時期利用開始が確認された月の翌々月末日から3か月間
進呈の内訳(14,000pt)1回目4,000pt/2回目5,000pt/3回目5,000pt
ポイントの種類期間限定ポイント(回ごとに有効期限が異なる)
対象者これまで三木谷キャンペーンを利用したことがない人(再契約・出戻りも可)
期間終了日未定(延長を重ねて継続中)
※2026年9月2日時点。出典:楽天モバイル キャンペーンルール

適用条件は4つあり、1つでも欠けると特典は受け取れません。特に2026年3月2日から追加された通話条件は、以前の情報を見て申し込んだ人が見落としやすい項目です。

14,000ポイントを受け取る4つの条件
  1. キャンペーン専用リンクからアクセスして申し込む
  2. 「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」に申し込む(データタイプは対象外)
  3. 申し込みの翌月末日までにプランの利用を開始する
  4. Rakuten Linkアプリからの発信で10秒以上通話する(2026年3月2日から追加)

最も多い取りこぼしは1つ目です。申し込みの途中で楽天モバイルのアプリをダウンロードし、そのままアプリの画面から申し込むと対象外になる場合があります。アプリを入れた場合は、必ず専用ページの申し込みボタンに戻ってから手続きを進めてください。

もう1つの注意点が確認方法です。三木谷キャンペーンの適用状況はmy 楽天モバイル(Rakuten Linkアプリ内・Web版)からは確認できません。付与予定日が近づいたら楽天PointClubの「獲得予定ポイント」で確認します。また、付与開始前や付与の途中で解約すると残りは進呈対象外になるため、3回分が揃うまでは解約を待つ必要があります。

楽天モバイルの注目キャンペーン

楽天モバイルでは他社からの乗り換えで最大14,000ポイント、新規契約でも11,000ポイントがもらえる「三木谷キャンペーン」を実施中です!

▼【2026年9月も継続中!】三木谷キャンペーンの詳細
キャンペーン名楽天・三木谷浩史の特別なお客様キャンペーン
(コード:2798)
特典内容乗り換え:14,000ポイント
新規契約:11,000ポイント
適用条件①キャンペーン専用リンクにアクセス
②クーポンコード「WTPRMI20251001」を適用
③「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」に申し込む
④「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」の利用開始
⑤プランお申し込みの翌々月末日までにRakuten Linkアプリから発信で10秒以上通話
進呈時期利用開始から翌々月の末日3カ月間にわたり進呈

キャンペーン専用ページからの申し込みが必要なので、以下のボタンから申し込みましょう。

\ 乗り換えで最大14,000ポイント還元 /

\ 他にもお得なキャンペーン多数実施中!/

ahamo:SIMのみ契約で20,000ポイント

ahamoは他社からの乗り換え(MNP)でSIMのみ・eSIMのみを契約し、キャンペーンにエントリーすると、dポイント(期間・用途限定)が合計20,000ポイント進呈されます。4,000ポイント×5か月の分割進呈で、一括では受け取れません。

項目内容
特典dポイント(期間・用途限定)20,000ポイント
進呈時期条件達成月の翌々月以降5か月間、毎月10日までに4,000ptずつ
ポイントの有効期限進呈日から94日
対象ドコモ以外の他社からの乗り換え(新規契約は対象外)
エントリー開通月の前月または当月中に専用サイトから
端末購入同時購入すると対象外(SIMのみ契約が条件)
※2026年9月2日時点。出典:ahamo公式サイト

見落としやすいのが端末割引との関係です。ahamoでは契約と同時のスマートフォン購入で最大58,201円相当の割引(5G WELCOME割)が受けられますが、この20,000ポイントとは併用できません。欲しい端末の割引額が20,000円を超えるなら、端末割引を選んだほうが得になります。

エントリーのタイミングにも制約があります。「開通月の前月または当月」が条件のため、月末にSIMカードで申し込むと開通が翌月にずれ込み、前々月のエントリー扱いになって条件を満たさなくなる場合があります。SIMカードは発送までに4日程度かかるため、月末に申し込むならeSIMを選ぶと申し込み日=開通日になり、このずれを避けられます。

この20,000ポイントは、条件を外して受け取りきれない人が一定数います。ahamo利用者198人への調査では、公式の乗り換えキャンペーンを利用できたのは51人(約26%)にとどまり、ドコモからのプラン変更などで対象外だった人が39人(約20%)いました。加えて、エントリーのタイミングがわかりにくかった、端末を同時購入して対象外になった、といった理由で一部または全額を受け取れなかった人もいます。還元額の大きさだけでなく、自分が条件を満たせるかを先に確認してください。

ahamoの注目キャンペーン!

今なら、他社からMNPでahamoに乗り換え、SIMのみで契約するとdポイント(期間・用途限定)が合計20,000ポイントもらえるキャンペーンを実施中です!

受け取るには、開通日の前月か当月までにキャンペーンサイトからエントリーを済ませておく必要があります。申し込みだけでは対象にならないため、順序に注意してください。

エントリーはdアカウントがあればすぐ完了します。先に済ませておきましょう!

キャンペーン詳細
エントリー期間2022年5月13日~終了日未定
特典内容dポイント(期間・用途限定)合計20,000ポイント
※毎月4,000ポイント×5か月間に分けて進呈
対象条件他社からMNPでahamoに乗り換え、SIMのみの契約を完了すること
進呈時期進呈条件を満たした月の翌々月以降、毎月10日までに順次進呈
有効期限進呈日から94日間
注意点申し込み前のエントリーが必須。ドコモからのプラン変更、端末の同時購入は対象外

最新の適用条件は公式キャンペーンページでご確認ください。

\ 他社からのMNP+SIMのみ契約で20,000pt /

受け取りやすさで比べるとどちらが確実か

受け取りやすさでは楽天モバイルの三木谷キャンペーンのほうが条件が緩やかです。ahamoは新規契約が対象外で端末の同時購入もできないのに対し、三木谷キャンペーンは新規契約でも11,000ポイントが対象になり、端末購入との併用も制限されていません。

項目楽天モバイルahamo有利な側
乗り換え時の還元14,000ポイント20,000ポイントahamo
新規契約◎ 11,000ポイント× 対象外楽天モバイル
端末の同時購入◎ 制限なし× 併用不可楽天モバイル
進呈の回数◎ 3回に分割△ 5回に分割楽天モバイル
全額を受け取るまでの契約期間◎ 約5か月△ 約7か月楽天モバイル
ポイントの有効期限期間限定(回ごとに異なる)進呈日から94日同等
エントリーの期限◎ 不要(専用リンク経由でよい)△ 開通月の前月または当月楽天モバイル
※2026年9月2日時点。記号は◎=優れている/△=条件付き/×=非対応。いずれも予告なく変更・終了する場合があります。
←スクロールできます→

ここでの「3回」「5回」は進呈の回数で、契約からの期間ではありません。どちらも1回目の進呈が翌々月からのため、実際に必要な契約期間は楽天モバイルで約5か月、ahamoで約7か月です。その間に解約すると残りは受け取れないため、ahamoのほうが2か月ぶん長く条件が続きます。

また、両社ともポイントは現金ではありません。ahamoは期間・用途限定dポイントで有効期限94日、楽天モバイルは期間限定ポイントで進呈回ごとに期限が異なります。受け取っても使い切らなければ失効するため、実質的な値引き額として計算する場合は、自分が確実に使う先があるかまで含めて判断してください。

編集部のコメント

編集部のコメント

どちらを選ぶ場合も、開通した日のうちに条件をひとつ片付けてしまうのがおすすめです。楽天モバイルならRakuten Linkから10秒以上の通話を1回、ahamoならエントリーが済んでいるかの確認。あとは進呈予定日をカレンダーに登録しておけば、失効の取りこぼしも防げますよ。

楽天モバイルとahamoを決めきれないならデュアルSIMで併用する

2回線を併用すると月4,048円〜になり、楽天モバイル単独(3,278円)より月770円高い代わりに、電波の不安とデータ量の不安を同時に解消できます。楽天モバイルのエリアに不安があるものの通話無料とポイントは使いたい、という場合に成立する選択肢です。

組み合わせは、データ通信をahamo、通話をRakuten Linkで使い分ける形が最も無駄が出ません。楽天モバイルはデータを使わなければ最安の1,078円で止まるため、通話専用として持っても負担が増えにくくなります。

使い方楽天モバイルahamo月額合計
通話は楽天/データはahamo1,078円(3GB以下)2,970円4,048円
データも楽天を併用2,178円(20GBまで)2,970円5,148円
楽天単独(比較用)3,278円(無制限)3,278円
ahamo単独(比較用)2,970円2,970円
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。楽天モバイルは最強家族割の適用なし。ahamoは40GB増量キャンペーン適用時。
←スクロールできます→
メリット
  • 楽天回線が弱い場所ではahamo側に切り替えられる
  • 通話はRakuten Linkで無料のまま、データはドコモ回線で使える
  • 片方に通信障害が起きても、もう片方で通信を継続できる
デメリット
  • 楽天モバイル単独より月770円、年9,240円高くなる
  • 後から契約する側は新規契約になり、ahamoの20,000ポイントは対象外
  • デュアルSIM対応の端末が必要で、バッテリーの消費が増える

2つ目のデメリットは金額に直結します。電話番号は1つしか引き継げないため、併用ではどちらか一方が新規契約となります。ahamoの20,000ポイントは新規契約が対象外のため、ahamoを新規で追加する形にすると、この特典は受け取れません。今の電話番号をahamoに引き継ぎ、楽天モバイルを新規契約にすれば、三木谷キャンペーンの新規11,000ポイントは対象になります。

なお、併用は「試してから決める」用途にも使えます。今の回線を残したまま気になるほうを1回線だけ追加し、1か月ほど使ってから判断する進め方です。試す負担が軽いのは楽天モバイルで、ほとんど使わなかった月は1,078円で止まります。ahamoは使わない月でも2,970円です。今のSIMカードを差したまま1台で2回線使うなら、追加分はeSIMになります。

ただし、試したうえで合わない側を解約する場合、契約から1年以内なら解約手数料(楽天モバイル最大1,078円・ahamo1,100円)がかかり、キャンペーンのポイントを受け取りきる前だと残りも失います。短期で見切るつもりでも、この2点は見込んでおいてください。

楽天モバイル・ahamoの契約前に確認しておく注意点

契約してからでは間に合わないのが、キャリアメールの引き継ぎ手続きです。申し込みと同時でないと受け付けてもらえず、今のアドレスを失います。海外利用・解約手数料・支払い方法の特典差は、該当する人にだけ影響します。自分に当てはまる項目だけ確認してください。

海外で使うときの条件は楽天モバイルとahamoで大きく異なる

海外データ通信は、対象の国・地域数では楽天モバイル、無料で使えるデータ量ではahamoが上回ります。「海外ならahamo」と一括りにできない構造なので、渡航の頻度と滞在日数で判断してください。

項目楽天モバイルahamo有利な側
対象の国・地域◎ 100以上○ 91楽天モバイル
無料で使えるデータ量△ 毎月2GB◎ 国内と合算で30GBahamo
超過後の速度△ 最大128kbps○ 最大1Mbpsahamo
データの追加購入◎ 1GBあたり500円で解除可△ 帰国まで解除できない場合あり楽天モバイル
連続滞在の日数制限◎ なし△ 15日超で最大128kbps楽天モバイル
申し込み手続き◎ 不要◎ 不要同等
※2026年9月2日時点。出典:楽天モバイルahamo提供条件書
←スクロールできます→

ahamo側で押さえておきたいのが2つの上限です。1つは日数で、海外で最初にデータ通信をした日から15日を経過すると最大128kbpsに制限され、この制限はデータを追加購入しても、日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されません。長期滞在では実質的に使えなくなります。

もう1つが容量です。国内の容量が増量キャンペーンで40GBになっても、海外で使える容量は国内と合算で30GBのままです。国内で多く使った月は、海外で使える分がその分減る点に注意してください。

海外で15日を超えて利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。

出典:NTTドコモ 提供条件書「料金プラン(ahamo)」

楽天モバイルは2GBを超えると最大128kbpsになりますが、1GBあたり500円で追加購入すれば解除できます。2〜3泊で地図・SNS・翻訳アプリが使えれば足りる旅行であれば2GBで収まることが多く、日数制限もありません。年に数回、1週間以内の海外渡航がある人はahamo、対象国の広さを重視する人は楽天モバイルという分け方になります。

1年以内に解約すると両社とも手数料がかかる

解約時の手数料は、楽天モバイルが最大1,078円、ahamoが1,100円でほぼ同水準です。どちらも回線契約から1年(365日)以内の解約が対象で、「縛りがないから気軽に試せる」という前提は現在は当てはまりません。

項目楽天モバイルahamo
1年以内の解約最大1,078円1,100円
1年経過後の解約0円0円
MNP転出手数料0円0円
契約事務手数料累計4回線目まで0円(5回線目以降3,850円)0円
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。ahamoは2025年7月1日以降に新規契約した回線が対象。楽天モバイルの累計は2020年4月8日以降の全回線。

金額そのものは月額1か月分程度で、1年使えば0円になります。ただしキャンペーンのポイントと合わせて考えると影響は大きくなります。両社とも分割進呈のため、途中で解約すると手数料に加えて残りのポイントも失います。受け取りきるまでの期間は楽天モバイルが3か月、ahamoは5か月です。

キャリアメールは手続きの期限がある

キャリアメールで注意が必要なのは、ahamoへのプラン変更時はドコモメール持ち運びを同時に申し込む必要がある点です。提供条件書には、ahamoへプラン変更した後の申し込みはできないと明記されています。ドコモからahamoに移る人は、手続きの順番を間違えるとアドレスを失います。ahamo利用者198人への調査でも、キャリアメールが使えない点を不満に挙げた人が20人(約10%)いました。

キャリアメールの扱い
  • 楽天モバイル:楽メール(@rakumail.jp)を無料で使える
  • ahamo:ドコモメールは利用不可。持ち運び(月330円)はプラン変更と同時申し込みのみ
  • 他社から乗り換える場合:元のキャリアの持ち運びサービスに、解約から31日以内などの期限がある

銀行やフリマアプリの登録にキャリアメールを使っている場合、受信できなくなるとログインや通知に支障が出ます。まずは登録先をGmailなどのフリーメールに切り替えられないか確認し、切り替えが難しいものだけ持ち運びを申し込む判断がおすすめです。

また、使用中の端末をそのまま使う場合は動作確認も必要です。楽天モバイルは「ご利用製品の対応状況確認」で確認でき、2021年10月以前に発売された機種はSIMロック解除が必要な場合があります。

支払い方法で受けられる特典が変わる

両社とも、料金の支払いに指定のカードを設定すると追加の特典が付きます。ahamoはデータ量、楽天モバイルは端末の分割回数と、特典の性質が異なります。

支払い方法受けられる特典
ahamo+dカード GOLD/GOLD U/PLATINUM毎月+5GB(ボーナスパケット)
ahamo+dカード毎月+1GB(ボーナスパケット)
楽天モバイル+楽天カード端末の48回払い(買い替え超トクプログラム)が利用できる
※2026年9月2日時点。ahamoのボーナスパケットは利用携帯電話番号の登録と支払い方法の設定の両方が必要。

dカード GOLDを持っている人がahamoを選ぶと、増量中の40GBに+5GBが加わり実質45GBになります。ただし上限があることに変わりはないため、45GBを超える月がある人は楽天モバイルのほうが安いという結論は変わりません。ボーナスパケットには、ahamoの携帯電話番号をdカードの利用携帯電話番号として登録し、かつ料金の支払い方法をそのdカードに設定するという2つの条件があります。

楽天モバイル側の48回払いは楽天カード限定です。25か月目以降に端末を返却すると残りの支払いが不要になりますが、返却時に事務手数料3,300円がかかり、指定の状態基準を満たさない場合は故障費用22,000円が発生します。

楽天モバイル・ahamoに損せず乗り換えるタイミングと手順

初月の負担を抑えるなら、両社とも月の後半に開通するのがおすすめです。ただし月末ぎりぎりは手続きが翌月にずれ込むため、20〜25日ごろの開通を目安にしてください。初月料金の仕組みは両社で異なり、ahamoは申込月が日数で按分されるのに対し、楽天モバイルは日割りがなく、その月に使ったデータ量で金額が決まります。

初月の料金の決まり方が両社で異なる

両社とも月額料金は原則として日割りされませんが、ahamoには例外があります。提供条件書では、新規契約(MNPを含む)と同時に申し込んだ場合に限り、申込月の月額料金が日割りされると定められています。

会社初月の料金の決まり方
楽天モバイル日割りなし。その月に使ったデータ量で1,078円/2,178円/3,278円が自動的に決まる
ahamo乗り換え(MNP)と同時の申し込みなら申込月は日割り。プラン変更の場合は日割りなし
※2026年9月2日時点。出典:ahamo提供条件書楽天モバイル

楽天モバイルは日割りにならない代わりに、料金がデータ利用量で決まる仕組みです。月末に開通してデータ利用を3GB以内に抑えれば、初月は最安の1,078円で済みます。反対に月初に開通すると、その月のフル稼働分がそのまま料金に反映されます。

ただし30日や31日に申し込むと、手続きが翌月にずれ込む可能性があります。ahamoの場合はエントリー月と開通月がずれて20,000ポイントの条件を外すおそれもあるため、余裕を見て20〜25日ごろに申し込むのが現実的です。

乗り換え月に発生する費用
  • 乗り換え月は、元の会社と新しい会社の両方に料金が発生する
  • 元の会社が解約月を日割りしない場合、その月は満額請求される
  • 元の会社の契約から1年以内なら、解約手数料がかかる場合がある

申し込みから開通までの手順

手順は両社ともほぼ共通で、eSIMを選べば最短即日で開通します。SIMカードを選ぶと発送に4日程度かかるため、月末の申し込みや、エントリー期限のあるキャンペーンを使う場合はeSIMのほうが確実です。

  1. STEP

    使用中の端末が使えるか確認する

    楽天モバイルは「ご利用製品の対応状況確認」で対応機種かを確認します。2021年10月以前に発売された機種はSIMロック解除が必要な場合があります。ahamoはドコモの通信方式に対応した端末であれば利用できます。

  2. STEP

    キャリアメールとポイントの引き継ぎを済ませる

    元の会社のキャリアメールを使い続ける場合は、持ち運びサービスの申し込み期限を確認します。ドコモからahamoへプラン変更する場合は、プラン変更と同時にドコモメール持ち運びを申し込む必要があります(変更後は申し込めません)。

  3. STEP

    キャンペーンのエントリーまたは専用リンクを経由する

    ahamoは開通月の前月または当月にキャンペーンサイトからエントリーします。楽天モバイルは専用リンクからアクセスして、そのまま申し込みまで進みます。途中でアプリや通常の公式サイトに移ると対象外になる場合があります。

  4. STEP

    プランとSIMタイプを選んで申し込む

    楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」を選び、SIMタイプで「eSIM」を選択します。ahamoはプランが1つのため選ぶ操作はなく、大盛りオプションを付けるかどうかだけを決めます。

    楽天モバイルは本人確認で「AIかんたん本人確認(eKYC)」を選ぶと最短3分で審査が完了します。ahamoで20,000ポイントを狙う場合は、端末を同時購入しないようにしてください。

  5. STEP

    開通手続きと初期設定を行う

    楽天モバイルはRakuten Linkアプリ内の「my 楽天モバイル」から開通手続きを行い、その日のうちにSPUのエントリーとRakuten Linkでの10秒以上の通話を済ませます。従来のmy 楽天モバイル アプリは2026年8月5日で提供を終了し、全機能がRakuten Linkアプリに統合されています。ahamoは開通後、エントリーが完了しているかをキャンペーンページで確認します。

楽天モバイルとahamoの比較に関するよくある質問

Q

乗り換えた月は両方の会社に料金がかかりますか?

A

かかります。乗り換え月は元の会社の料金と、新しく契約した会社の料金が両方発生します。元の会社が解約月を日割りしない場合は満額請求されるため、初月は請求が重なるものと想定しておいてください。ahamoは乗り換え(MNP)と同時の申し込みなら申込月が日割りされます。

Q

ahamoから楽天モバイルに乗り換えると電話番号は変わりますか?

A

変わりません。MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の手続きをすれば、同じ番号をそのまま引き継げます。逆方向の楽天モバイルからahamoへの乗り換えも同様です。MNPワンストップに対応している場合は、MNP予約番号の取得も不要になります。

Q

楽天モバイルの家族割は離れて暮らす家族も対象になりますか?

A

対象になります。最強家族割は家族だけでなく親戚や同居者も同じグループに入れられ、離れて暮らしていても適用されます。回線数の条件がなく2回線から適用される点が、3回線以上で割引額が上がるドコモの「みんなドコモ割」との違いです。割引額は1回線あたり110円引きです。

Q

楽天モバイルとahamoで5Gは使えますか?

A

どちらも追加料金なしで5Gを利用できます。ahamoはドコモの5Gエリアをそのまま使え、楽天モバイルは対応エリア内で5Gが利用できます。ただし5Gが使えるかどうかは場所と端末によって変わるため、各社のエリアマップで生活圏の対応状況を確認してください。

Q

2回線目の契約でもキャンペーンの対象になりますか?

A

楽天モバイルの三木谷キャンペーンは、これまでこのキャンペーンを利用したことがなければ、2回線目や再契約でも対象になります。ahamoの20,000ポイントは他社からの乗り換え(MNP)が条件のため、2回線目として新しい番号で契約する場合は対象外です。なお楽天モバイルは同一名義で累計5回線目以降、契約事務手数料が1回線につき3,850円かかります。

まとめ|楽天モバイルとahamoはデータ量で選ぶ

楽天モバイルとahamoの選択は、月のデータ利用量が20GBを超えるかどうかで決まります。そのうえで、契約前に確認しておくべき項目は次の4つに絞られます。

契約前に確認すべき4つの項目
  • ahamoの40GBは期間限定で、終了後は30GBに戻る(終了日は未定)
  • ahamoは18歳以上の個人名義のみで、ドコモショップでの契約手続きができない
  • 楽天モバイルは生活圏によって電波状況が変わる(地下・田舎で弱くなりやすい)
  • 両社とも1年以内の解約で手数料がかかる(最大1,078円/1,100円)

このうち1つ目は、通常の30GBに収まるかどうかで判断すれば回避できます。2つ目は契約前に確認すれば済み、3つ目は公式のエリアマップで自宅・職場・通勤経路の3か所を調べるか、デュアルSIMで試してから完全移行することで避けられます。

そのうえで、条件別の結論は次のとおりです。

あなたの条件選ぶ側決め手
3GB以下の月がある楽天モバイル月1,892円安い
毎月20〜30GBで安定ahamo月308円安い
40GBを超える月がある楽天モバイル月1,672円安い
5分超の通話が月25分以上楽天モバイルかけ放題1,100円が不要
昼にスマホを長く使うahamo昼の実測が約1.6倍
店頭で相談したい・子ども名義楽天モバイルahamoは店頭手続き不可
電波の不安を残したくない2回線を併用月4,048円から
※金額はすべて税込・2026年9月2日時点。実測速度はみんなのネット回線速度・直近3か月平均。「毎月20〜30GBで安定」は、増量終了後の通常容量(30GB)が基準。

迷った場合は、今の契約先のマイページで直近6か月のデータ使用量を確認してください。40GBを超えた月が1回もなければahamo、超えた月があるなら楽天モバイルという分け方が、最も判断を誤りにくい基準です。

つながるセレクト編集部

この記事の執筆・編集者

つながるセレクト編集部

つながるセレクト編集部は、光回線・格安SIM・スマホなどの通信サービス領域を専門に扱う編集部です。各通信サービスの公式サイト、料金表、キャンペーン条件、重要事項説明、公的機関の情報などを確認し、料金・通信速度・契約条件・解約条件など、読者の判断に関わる情報を分かりやすく整理しています。

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荒木孝博

この記事の監修者

荒木 孝博 株式会社アディバル(Adeval Inc.) 代表取締役

旅行業界・通信業界・デジタルマーケティングで幅広い経験を持つ。株式会社ALL CONNECTでフレッツ光の営業、WiMAXの広告運用、Y!mobileの代販事業運営を担当したのち、現在は株式会社アディバル(Adeval Inc.)代表取締役として、通信・住まい・ライフスタイル領域の比較コンテンツ制作・監修に携わる。

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